「自宅の売却金額の範囲で次のマンションを購入できて、生活費も下がれば大成功。マンション購入で貯金を使っても、生活費の節約分でカバーできればOK。それが無理なら物件を再検討し、賃貸への転居なども検討した方がいいでしょう」
買い換えが難しいなら、持ち家を貸して、家賃収入で都会のマンションを借りる方法もある。
たとえば、4LDKの持ち家を月額10万円で貸し、家賃14万円の2LDKに住む。毎月4万円、年間48万円持ち出しに見えるが、生活のダウンサイジングで年50万円節約できれば、収支は釣り合う。自動車を手放したり、狭い家に住めば、保険が不要になったり光熱費も下げられることから年間50万円の節約になるのだ。また、URや公社の公営住宅など、比較的賃料が安く、長く住み続けることができる物件もある。
※週刊ポスト2018年6月22日号