芸能

朝ドラ『半分、青い。』 神回は月曜日にもってくる

神回は月曜日?(ドラマHPより)

 NHK連続テレビ小説『半分、青い。』が好調だ。岐阜県・梟(ふくろう)町という架空の町で1971年に生まれた楡野鈴愛(永野芽郁・18才)が、左耳の聴力を失うも、漫画家を志すために上京し、奮闘する姿を描く。6月19日の放送回では、過去最高の視聴率23.2%を記録した。

 数々の恋愛ドラマを手掛けてきた脚本家・北川悦吏子の作品だけに、鈴愛と幼なじみの律(佐藤健・29才)や、上京して出会ったマアくんこと朝井正人(中村倫也・31才)との関係性も見どころの1つ。鈴愛からの告白を断り、引っ越してしまい出演がなくなったマアくんを惜しむ、“マアくんロス”現象も起こった。

 制作統括の勝田夏子さんは、2005年の朝ドラ『風のハルカ』で中村と出会ったが、「ここまで話題になるとは」と驚きの表情を見せた。

「北川さんが中村さんの雰囲気を見て、あて書きをしたことに中村さんがしっかりと演技力で応えて、マアくんロスを生んだんでしょうね」

 恋愛以外にも、鈴愛の漫画家としての葛藤や、岐阜の家族との絆など注目ポイントが盛りだくさんの『半分、青い。』。その裏エピソードを集めました!

◆北川悦吏子は神回を月曜日にもってくる

 北川が自身のツイッターで、「神回」「私の中のマックス」と予告していたのが6月11日の放送回。鈴愛と律が喫茶「おもかげ」で別れ話をする内容だった。もう1つ北川が「神回」として書いたというのが、6月25日の放送で、ひさびさに鈴愛と律が岐阜で再会し、律がプロポーズをするシーン。奇しくも2回とも月曜日の放送だ。

「北川さんのドラマは、週の最初にピークがあり、真ん中でステージが突然変わるので、見ているかたにとっては、“これって本当に同じ番組なのかな”という衝撃があるかもしれません。時間をあざやかに飛ばして、なぜこうなったのか徐々に明かしていく作劇も魅力なんです」(勝田さん)

 次回の神回も月曜日にあるかもしれない!

◆方言指導の先生は先生役の俳優さん!?

 鈴愛や律に、岐阜ことばを指導している岐阜県・土岐市出身の尾関伸次(38才)は、本作に鈴愛たちが通う高校の担任、山田先生としても出演している俳優だ。

「俳優を始めた頃に、『天花』(2004年)という朝ドラで勝田さんとお仕事をしたのがきっかけで、今回もお声がけいただきました。まさか俳優業だけではなく、方言指導もやるとは思っていなくて、びっくりしましたね。地元を離れて15年経つので、私が教えた方言がおかしかったらどうしようという不安要素は大いにありましたね。敬語だと方言のニュアンスが出にくいので、芽郁ちゃんとは普段の会話でもタメ口で話そうというルールを徹底しました」(尾関)

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
生徒のスマホ使用を注意しても……(写真提供/イメージマート)
《教員の性犯罪事件続発》過去に教員による盗撮事件あった高校で「教員への態度が明らかに変わった」 スマホ使用の注意に生徒から「先生、盗撮しないで」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《ロマンス詐欺だけじゃない》減らない“セレブ詐欺”、ターゲットは独り身の年配男性 セレブ女性と会って“いい思い”をして5万円もらえるが…性的欲求を利用した驚くべき手口 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン