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巨人賭博問題 球界復帰困難な3選手と高木京介の運命の落差

賭博問題では渡邉恒雄・最高顧問が引責辞任した(時事通信フォト)

 SNSでの全裸乱痴気騒ぎの動画公開や同僚の野球用具の窃盗など、6月以降に相次いで発覚した不祥事によって、読売巨人軍の7代目オーナー・老川祥一氏の引責辞任が7月17日に発表された。今回と同じく選手の不祥事が原因で「球団トップ辞任」を招いたスキャンダルが、2015年秋から翌2016年春にかけて明るみに出た野球賭博事件だった。

 発覚の発端は2015年9月末。ジャイアンツ球場に福田聡志・投手(34)への借金の取り立てが現われたことだった。たちまち球団の知るところとなり、報告を受けたNPB(日本野球機構)によるメール解析などの調査により、芋づる式に笠原将生(27)、松本竜也(25)の両投手の関与が認定される。

 巨人の対応は早かった。11月9日に緊急会見を開き、3投手との契約解除を公表。同時に原沢敦・球団代表の引責辞任も発表された。

 ところがこれで幕引きとはならなかった。4か月後の2016年3月に事態は急展開する。『週刊文春』の取材を受けて巨人は高木京介・投手(28)の賭博関与を認め、その後、高木にはNPBから1年間の失格処分が下り、シーズン開幕を間近に控えた時期での中継ぎエースの離脱は巨人にとって大きな痛手となった。また、責任を取る形で球団の白石興二郎・オーナーと桃井恒和・会長、そして読売新聞社主筆でもある渡邉恒雄・最高顧問が引責辞任する事態となった。

 当時、この問題を取材していた大手紙社会部記者が語る。

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