芸能

“歌謡界”最後のアイドル「Wink」が打ち立てた数々の記録

Winkが打ち立てた数々の記録とは(30周年特設サイトより)

 無口、無表情、ぎこちない踊り──従来のアイドルであれば、マイナスになりそうな要素がブレイク要因になるのだから、芸能界はわからない。相田翔子(48)と鈴木早智子(49)のユニットで、1980年代後半から1990年代にかけてヒット曲を量産したWinkがデビューから30周年を迎え、8月18日、NHK総合『思い出のメロディー』で復活する。

 1988年4月、『Sugar Baby Love』でデビューしたWinkは当初、キャンペーンで地方を回っても客が数人しか集まらないこともあった。

 転機は、11月発売の3枚目のシングル『愛が止まらない ~Turn It Into Love~』だった。当時、鈴木はこう語っていた。

〈レコーディングの時、私達用のアレンジを初めて聞いた時、ゾ、ゾ、ゾ、って鳥肌がたって。これはイイ歌だと思いました〉(『オリコン』1989年2月13日号)

 日本語詞を手掛けた及川眠子氏は、書籍『ネコの手も貸したい 及川眠子流作詞術』(リットーミュージック)でこう綴っている。

〈「理性のバリア」「百も承知よ」というフレーズを書いたのですが、周囲から「こういう言葉はあまり歌詞で使わない」と指摘されました。でも普通にしゃべり言葉で使うし、メロディのノリも悪くない。それよりも、こういうフレーズにOKを出したプロデューサーの寛容な態度の方がすごいと思います。詞に使ってはいけない言葉なんてないんですよ〉

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