「吉田投手の下半身は、この春徹底的に鍛え上げられました。そのため、しゃがむたびにパンツが破け、お母さんは何度も買い替えたようです(笑い)」(同前)
そうした物語を経て挑んだ甲子園。南神奈川代表・横浜高校との激戦を制した翌日、滋賀代表・近江高校戦での登板を前に、吉田投手は股関節の痛みを訴えていた。
「監督は『お前の野球人生はここで終わりではない。よく考えろ』と登板回避を促しました。しかし吉田投手は、決死の覚悟でマウンドを守り抜き、チームを決勝の舞台に導きました」(前出・スポーツ紙記者)
その勇姿は、秋田県民だけでなく、多くの日本人の心を動かした。
※女性セブン2018年9月6日号