30才差の妻についても語った


キートン: 3番目の子供と女房が同級生です。そりゃ、子供たちも戸惑ったでしょ。後から娘に聞いたんだけど、ぼくのおふくろは「いいよいいよ、10年間、黙って見ててやんな」と言ったんだって。

――年の差婚はおすすめですか?

キートン:できれば離婚しないのが一番いいけど、次を考えた時には、むしろ差があった方がいいかなと思う。ぼくは若い子の話にはついていけないし、向こうはぼくの年代のことは知らないわけ。そういうことを語り合うから、会話がいつも新鮮。それに、女房は近所付き合いが上手なんですよ。ぼくで年寄りに慣れてるから。

 テレビの録画、携帯の契約とか、ぼくは苦手な世代です。でも女房が飛行機の予約とかやってくれるの。同じ年代同士だとあきらめて小さな行動範囲になっていたかもしれない。本当に、年の差婚はおすすめだね。

――逆に年の差婚ならではの悩みはありますか?

キートン:好きな音楽の違い。ぼくの世代は演歌やジャズになるけど、向こうは今時の曲。お互いうるさく感じるんだよね。クラシックとか昔の映画音楽を聴いていると、向こうは興味がないから「いつまでかけるの」って言われる。食べ物より、音楽問題だね。もう慣れたけどね。

【キートン山田(きーとん・やまだ)】
1945年10月25日生まれ。北海道出身。1970年、声優デビュー。アニメ『一休さん』の将軍さま役やアニメ『サイボーグ009』の004役などで脚光を浴びる。1983年、山田俊司からキートン山田に改名。1990年、アニメ『ちびまる子ちゃん』のナレーションで再ブレイク。俳優・ナレーター・声優として活躍している。

撮影■浅野剛

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