スポーツ

イチローの師匠「巨人は思いきってOB・落合博満氏を監督に」

V逸の責任は取るべきなのか

 7回まで完全試合ペースでDeNAにリードされ、なんとか1点は返したものの完敗し、借金が今季最多の8に膨らんだ9月19日。巨人の高橋由伸監督(43)は、試合後の恒例となっている会見を、監督就任して以来初めて拒否した。優勝の可能性は消え、CS進出を逃す可能性も出てきたが、巨人の山口寿一オーナーからは、すでに続投が示唆されている。球界OBからは、巨人だけでなく、高橋監督のこれからを心配する声もあがっている。

 巨人をはじめ4球団でコーチを歴任し、オリックスの二軍コーチ時代にイチローの「振り子打法」を指導したことで知られる河村健一郎氏(70)も、高橋監督の将来を心配する。

「巨人にとって4年間も優勝から遠ざかるのは大事件。高橋監督にはいずれまたチャンスを与えるということで、一度ユニフォームを脱いだほうがいいと思う。このままでは高橋監督が傷つくだけです。生え抜き監督という伝統がありますが、ここは思い切って、(中日から移籍してきた)OBの落合博満氏を監督に据えたらどうでしょう。実績ある落合監督で一度チームをリセットして勝ちグセをつけた後、高橋監督を含めた生え抜きに“大政奉還”するのも一案だと思う」

 中日の正捕手として活躍したライバル球団OBの木俣達彦氏(74)は、高橋采配を「誰でもやりそうな野球。面白みがなく客は呼べない」と一蹴した。

「横綱相撲ならいいが、弱いのに正攻法ではね。高橋監督の続投は、松井秀喜を監督に迎えるまでの“つなぎ”じゃないですか。巨人の内部事情はわかりませんが、名古屋からだとそんな感じにしか見えませんよ」

※週刊ポスト2018年10月5日号

関連記事

トピックス

『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン