〈発煙筒がつかない! 雨に濡れたのか、それとも湿度が原因か……。何度擦っても火がつかない発煙筒を持ったまま、私は絶望しました〉
あざやかな手口で3億円を強奪した犯人が、その実、現場で計算違いに慌てていたという“新説”も興味を持って受け止められているようだ。
「警察内部でも、“三億円事件のホシが出た”と面白がっている人間もいます。事件のお膝元の府中警察署でも、刑事たちの話のネタになっているそうです。とはいえ、時効になった事件ですから、表だって再捜査とはなりませんが」(警察関係者)
府中警察署に改めて取材を申し込んだが、「申し上げることはありません」というばかりだった。
※週刊ポスト2018年10月26日号