• TOP
  • 芸能
  • 「YouTuberカジサック」になったキンコン梶原はバズるのか

芸能

2018.10.28 07:00  NEWSポストセブン

「YouTuberカジサック」になったキンコン梶原はバズるのか

 YouTuberとはタレントと異なり、自らの動画で常時話題を提供しなければならない。だから、ラファエルは誇大広告的なタイトルを付ける。

 現在、ラファエルはカジサックのYouTuber師匠役を担っている。よって「芸人引退」も反響と登録者数を稼ぐための仕組みとして受け取った方が良いだろう。刺激的な字面ではあるが、公約に意味はない。仮に達成されなかった場合にクレームをつけるのもお門違い。これがYouTuberとして正しき振る舞いなのだから。

 念のために言うが、別にカジサックを否定したいわけじゃない。こういったダーティーワークを実行するからこそ感じられる高い本気度。血統書を破り捨て、群雄割拠の狩場へ乱入した度胸にはリスペクトに値する。

 現在、カジサックは25本の動画を公開しており登録者数は約30万人。この登録者数は、今までにテレビ出演で積み上げた知名度によって得たものだろう。師匠ラファエルも語っていたが、YouTuberとは若い人向けのコンテンツである。約1年後までに登録者をさらに70万人増やすには、子供層の視聴者の開拓が必須だ。しかし、キングコングとは現在32歳の僕の世代にとってのスーパースター。若年層の知名度は低い。これからは動画の面白さだけで、支持を集めていく必要がある。

 また、YouTuberとは炎上&バズ、清濁合わせ飲んで生きるメンタル強めな人たち。NO NSTYLE石田明と共演した動画で「めちゃくちゃ打たれ弱い」と語るカジサックが、それに耐えられるかも心配だ。

 全てのスターはアウトサイダーから生まれてくる。今では当たり前となっているバンドメンバーによる作詞作曲もビートルズ以後、定着したスタイルだ。当時はスタンダードではなかった。

 今ではバラエティクイーンとして君臨するHKT48の指原莉乃、元々はAKB48のヘタレキャラだった。そして、M-1史上で最も輝いたサンドウィッチマン、彼らも弱小事務所の売れない芸人だった。

 一方、キングコングはよしもとで最も早く売れた芸人だ。明るいキャラクターで人気を集め、ど真ん中を歩んできた2人組。また、アウトサイダーに負けた芸人でもある。

 そんな梶原が芸人界のアウトサイダーとなりYouTuberに転身する。これは興味深い構図だと思った。

 梶原はテレビの自主規制を嘆く。しかし、現在公開されている全ての動画はテレビサイズに収まっていた。あれほど物申していたのに……。しかし、まだ始まったばかり「テレビでは1、YouTubeでは面白さの8~9が出せる!」と語ったカジサックの動画が今後どのように変化していくのか、すごく楽しみだ。

 最後に余談ではあるが、やはりカジサックのトークは他のYouTuberと比べると抜群にうまい。そもそも発声から違う。やっぱり長年舞台に出ている人ってすごいなぁと思った。

関連記事

トピックス