芸能

酸素吸入器外せない状態の渡哲也、壮絶闘病の中CM撮影

本当の病状とそれでも芸能活動を続ける理由とは

「渡さんは毎年秋に宝酒造『松竹梅』のCM撮影をしており、そのCMは年末年始に流れる冬の風物詩です。今年も9月に撮影が行われたそうですが、昨年と違ってスポーツ紙の取材はなかったようです。渡さんは昨年のCM撮影から表舞台に出ていないですし、健康状態がとても心配です。それほど周囲に見られたくない理由があったのでしょうか…」(テレビ局関係者)

 CM撮影から1か月ほどたった10月中旬、渡哲也(76才)は都心のある病院を訪れた。多くの有名人や政治家が利用することで知られる病院だ。

「呼吸器内科など複数の科で検査を受けたと聞きました。入院ではなかったそうですが、気になります。それほど体調が思わしくないのかもしれません」(芸能関係者)

 渡は1991年に直腸がんが見つかり、手術後、人工肛門をつけることを余儀なくされた。その後も肺気腫やぜんそくといった呼吸器系の持病に苦しめられてきた。

「ドラマ出演は、2013年9月放送の『十津川警部』シリーズ(TBS系)にゲスト出演したのが最後。その作品はシリーズの第50作記念作品で、主演する弟・渡瀬恒彦さん(享年72)たっての頼みで出演に応じました。しかし、それ以来、俳優としては休業状態です」(前出・芸能関係者)

 2015年6月には急性心筋梗塞で倒れ、緊急手術。それでも『松竹梅』のCM出演は欠かさず、昨年秋には吉永小百合(73才)と撮影に臨んだ。その時、渡は自身のリハビリについてこう語っていた。

《食欲はあります。週に2~3回、理学療法士に来ていただいています。ストレッチやスクワットをしたりエアロバイクに乗ったり、あとは自宅周辺を歩いたりしています》

「しかし、実際には外出時も酸素吸入器を外せない状態です。今年も壮絶な闘病の中でのCM撮影だったそうです」(広告関係者)

 最近は近所を歩くこともままならず、自宅療養が続いている。近隣住民が言う。

「ご自宅にはいらっしゃると聞いていますが、渡さんのお姿はめったに見かけません。散歩もできていないのではないでしょうか。最近は、お抱えの運転手さんが後部座席を“空”にしたまま走っている姿ばかり見ます」

 医療ガバナンス研究所の内科医・上昌広さんが渡の病状をこう推測する。

「おそらく肺気腫が原因で、動くこともままならないのでしょう。肺気腫は常に息が苦しい状態なので、本当につらい。しかも渡さんは過去に心筋梗塞を患っていますから、さらに酸素濃度が不足する。何気ない日常生活の中でも、息切れしてしまって、仕事どころではありません」

 常人であれば、動けない状態。それでも渡自身は仕事への意欲を失っていないという。

「相変わらず、自宅で執念のリハビリをしているそうです。実はつい先日、久しぶりに理容室を訪れたとか。そこは長年通っている店で、いわば渡さんの“専属ヘアメーク”。数は少ないですが、外出の機会に備えてのものでしょう」(渡の知人)

※女性セブン2018年11月15日号

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