一度は自身がつけた“エースナンバー”を背負うかもしれないゴールデンルーキーの印象を、本人に聞いてみた。10月29日、練習を終え鎌ケ谷スタジアムから出てきた斎藤に声をかけた。
──吉田選手への期待は?
「去年の(清宮)幸太郎に続いて注目されている選手なので、一緒にやれるのを楽しみにしています……まだ僕の契約(更改)が終わってないので何とも言えないですけど」
──先輩としてアドバイスは?
「アドバイス? アドバイスは特にないけどなぁ」
最後に右手親指を突き立て、斎藤はスタジアムを後にした──。
11月中旬頃から、新入団選手の契約がまとまり始める。契約金や年俸に加えて、周囲の期待と思惑が交錯する「背番号」からも目が離せない。
※週刊ポスト2018年11月16日号