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2018.11.13 07:00  週刊ポスト

九州場所を休場する白鵬の野望と相撲協会の思惑と稀勢の里

休場しても問題なし?(時事通信フォト)

 九州場所を控えた11月3、4日の週末、元貴乃花親方は自身の部屋が昨年まで宿舎を置いていた福岡県田川市の「炭坑節まつり」に姿を現した。相撲協会から“報道管制”が敷かれたものの、景子夫人とともに綿菓子づくりに精を出す元親方の周りには人垣が絶えなかった。

 改めて存在感を見せつけた元貴乃花親方が退職に至ったきっかけは、1年前の九州場所前に起きた横綱・日馬富士(当時)による貴ノ岩への暴行事件だった。

「日馬富士の暴行ばかり問題視されたが、貴乃花としては、事件現場となったモンゴル勢の会合の中心にいた横綱・白鵬の責任を問うべきという思いがあったのでしょう。“会合にモンゴル勢が集まったのは偶然”などと白鵬の責任が追及されないような説明に終始する協会に対して、意見書を提出するなどして何度も反論していた」(後援会関係者)

 いま、元貴乃花親方の懸念は現実となりつつある。

 引退会見から3週間後に、協会の第三者委員会(暴力問題再発防止検討委員会)の調査結果が発表された。それによれば、白鵬は暴行を最も制止しやすい隣の席に座っていたにもかかわらず、日馬富士が貴ノ岩の両頬を張り、カラオケ用リモコンで頭を複数回殴るのを止めなかったことが判明した。

「第三者委の聴取に対し、白鵬が『今回の事件は、あえて“愛のムチ”と呼びたい』と開き直りのような発言をしていたこともわかった。調査は部屋をまたいだモンゴル出身力士の集まりの存在自体も問題視しており、貴乃花の問題意識が裏付けられた格好だ」(同前)

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