レイザーラモンRGが明かすネタ作りの秘話とは?
RG:時間をかけてないといえばかけてないし、常にやっているとも言えます。いろんな人を観察して、お題をふられたらすぐにやれるようにしています。ネタは長すぎるとだめですね。考えて出すよりも、パンパンとテンポよく返す方が、たとえ“あるある”が薄くてもウケやすいです。
――そういえば今年6月、『いただきます』でソロ歌手デビューしましたね。
RG:藤井隆さんのレーベルがよしもと内にあるので、一緒に活動させてもらっています。ぼくと椿鬼奴が、本気半分で「歌で食っていきたいね」と言っていたら、その覚悟があるならと、m.c.A・Tさんにつなげていただきました。
m.c.A・Tさんとどんな曲を作りたいかと話しあったところ、東京五輪が近いということで、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)のテーマソングにもなった三波春夫さんの『世界の国からこんにち』みたいな。ああいうハッピーな曲をつくりたいね、という話になりました。
それから「いただきます」という言葉が日本しかないということがわかって、食物に感謝する歌を作りました。ここ3か月くらいは、ドサ周りをして歌って、CDを売って、歌手活動をさせていただきました。
――曲を出したいという気持ちはずっとあった?
RG:いやいや、そんな気持ちはなかったんですけど。いざCDを出してみると、歌を歌うことの大変さ、音楽産業の大変さみたいなものを感じました。「CD買ってくれた人に、あなたの“あるある”を歌います」みたいな、AKBでは考えられないくらいの神対応をしています(笑い)。
――『いただきます』のCDジャケットで着ている上着は、師弟関係の細川たかしさんにもらった舞台衣装だとか。