スポーツ

「貴景勝をぶっ潰せ!」 初場所に待ち受ける怨念の包囲網

貴景勝は大関取りが期待されている(時事通信フォト)

 昨年の九州場所で初優勝を果たして関脇に昇進した新星・貴景勝は、元貴乃花親方の志を受け継ぐ者として、大関取りが期待されている。ところが、それを阻む勢力がある。

 まず、貴景勝の前に立ちはだかるのが、角界の“保守本流”派閥である出羽海一門だ。

「弱小派閥である高砂一門の八角理事長(元横綱・北勝海)は、出羽海一門、二所ノ関一門と連携して政権を維持しているが、今後は出羽・二所のいずれから次期理事長を出すかという“政局”になってくる。二所の総帥・尾車親方(元大関・琴風)としては、日本人横綱・稀勢の里の延命を図りたいし、大関・高安、関脇・貴景勝にもさらに昇進してほしい。

 一方の出羽を率いる春日野親方(元関脇・栃乃和歌)はそれに先んじて栃ノ心か豪栄道の綱獲り、または御嶽海(小結)の大関昇進で存在感を見せたい。上り調子の貴景勝には“激しく当たっていけ”というのが至上命令になる」(担当記者)

 小結・妙義龍や前頭筆頭・栃煌山など出羽一門の実力者たちも、貴景勝包囲網を形成する。

 2つ目の難敵が横綱・白鵬を中心とするモンゴル勢だ。「グループの内輪揉めが露見した“日馬富士騒動”の被害者の貴ノ岩が廃業。次のターゲットは弟弟子である貴景勝になる。白鵬とは“犬猿の仲”である元貴乃花親方の愛弟子ですから、遠慮は一切ない」(若手親方)とみられている。

関連記事

トピックス

東京都慰霊堂を初めて訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年10月23日、撮影/JMPA)
《母娘の追悼ファッション》皇后雅子さまは“縦ライン”を意識したコーデ、愛子さまは丸みのあるアイテムでフェミニンに
NEWSポストセブン
2023年に結婚を発表したきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之
「傍聴席にピンク髪に“だる着”姿で現れて…」きゃりーぱみゅぱみゅ(32)が法廷で見せていた“ファッションモンスター”としての気遣い
NEWSポストセブン
渡邊渚さんの最新インタビュー
渡邊渚さんが綴る「PTSDになった後に気づいたワーク・ライフ・バランスの大切さ」「トップの人間が価値観を他者に押しつけないで…」
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
ルーヴル美術館での世紀の強奪事件は瞬く間に世界を駆け巡った(Facebook、HPより)
《顔を隠した窃盗団4人組》ルーブル美術館から総額155億円を盗んだ“緊迫の4分間”と路上に転がっていた“1354個のダイヤ輝く王冠”、地元紙は「アルセーヌ・ルパンに触発されたのだろう」
NEWSポストセブン
活動休止状態が続いている米倉涼子
《自己肯定感が低いタイプ》米倉涼子、周囲が案じていた“イメージと異なる素顔”…「自分を追い込みすぎてしまう」
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン
“ムッシュ”こと坂井宏行さんにインタビュー(時事通信フォト)
《僕が店を辞めたいわけじゃない》『料理の鉄人』フレンチの坂井宏行が明かした人気レストラン「ラ・ロシェル南青山」の閉店理由、12月末に26年の歴史に幕
NEWSポストセブン
森下千里衆院議員(共同通信社)
《四つん這いで腰を反らす女豹ポーズに定評》元グラドル・森下千里氏「政治家になりたいなんて聞いたことがない」実親も驚いた大胆転身エピソード【初の政務三役就任】
NEWSポストセブン
ナイフで切りつけられて亡くなったウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(Instagramより)
《19年ぶりに“死刑復活”の兆し》「突然ナイフを取り出し、背後から喉元を複数回刺した」米・戦火から逃れたウクライナ女性(23)刺殺事件、トランプ大統領が極刑求める
NEWSポストセブン
『酒のツマミになる話』に出演する大悟(時事通信フォト)
『酒のツマミになる話』が急遽差し替え、千鳥・大悟の“ハロウィンコスプレ”にフジ幹部が「局の事情を鑑みて…」《放送直前に混乱》
NEWSポストセブン
『週刊文春』によって密会が報じられた、バレーボール男子日本代表・高橋藍と人気セクシー女優・河北彩伽(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
「近いところから話が漏れたんじゃ…」バレー男子・高橋藍「本命交際」報道で本人が気にする“ほかの女性”との密会写真
NEWSポストセブン