「いろんな方から『痩せたんじゃない?』とか言われるんですけど、『痩せろ』ってことだろうなと」

 観客の爆笑を誘った後、意外な話が飛び出した。

「全然、痩せる気もないんですけどね。風邪引いて、3週間、3食少し食べて薬飲んで寝ていたら、5キロくらい痩せて。思いましたよ、ヘルスメーター乗った瞬間、『やばっ。いけねえ、声に響く』」

 近年のジュリーは、若い頃と比べて体型が変わったことを揶揄されるが、声量を維持するためには一定以上の体重が欠かせないようだ。

 もちろん、全てのボーカリストが何キロ以上でなければならないという基準はないし、細身で声量のある歌手も存在する。この発言を言い訳と捉える人もいるかもしれないし、元来の体質もあるだろう。

 しかし、ジュリーの体のことはジュリーにしかわからない。試行錯誤を重ねた結果、ジュリーは声量を維持するための適切な体重を見つけたのかもしれない。

 ポロッと出てしまった『声に響く』という話を打ち消すかのように、

「(デビュー)51年目になるわけですが、もちろん私も努力いたしましたが、そんなに、そんなに努力してない。特に、若い頃なんか努力なんか微塵もしたことなかった。持って生まれたものだけでやっていました」

 と笑わせた。私は、この言葉を照れ隠しのようにも感じた。努力をしないでトップに立てるはずがない。70歳の今、鍛錬なしに全盛期と変わらない声量を保てるわけがない。とっくに喉が衰えを見せても不思議ではない年齢なのだ。

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