芸能

嵐の転機、松本の『花より男子』出演や二宮のハリウッド映画

花男やニノのハリウッド進出が嵐の転機に

 2020年の12月31日で活動休止することを発表した嵐。1月27日には5人揃って記者会見を開き、活動休止という決断に至った経緯を、自分たちの言葉で説明した。

 そんな嵐はデビュー時の記者会見も衝撃的だった。1999年9月15日、ハワイ・ホノルル。大野智(38才・当時18才)、櫻井(37才・当時17才)、相葉雅紀(36才・当時16才)、二宮和也(35才・当時16才)、松本潤(35才・当時16才)の5人は、クルーザーに乗り込み、豪華なデビュー会見を行う。平均年齢16.6才という若さだった。

 その後、順調に人気を高めていった嵐だったが、その目の前に颯爽と現れたのが、事務所の後輩であるKAT-TUNだった。嵐の2年後に結成し、2006年にデビューしたKAT-TUNは、社会現象とも呼べるほどの人気を誇り、世間の注目を一身に集めた。ジャニーズ取材担当者が振り返る。

「この頃は、KAT-TUNの悪っぽくてピリピリした感じが新しくて、強烈なインパクトでした。どの雑誌もKAT-TUNを掲載することに必死で、彼らがレギュラー出演していた歌番組『歌笑HOTヒット10』(日本テレビ系、2005年)のスタジオに取材陣が毎週殺到していました」

 この番組の司会を務めていたのが松本だった。デビューして6年、まだまだ大ブレークしたとは言い難い嵐と後輩グループの勢いを、誰よりも目の当たりにしていた。

 当時のアイドル誌(『ポポロ』2006年1月号)の取材で、松本はこんな揺れる心境を明かしている。

《ときどきすごくネガティブな思考になることがあるんだよ。周りにあるもの全部をネガティブに考えるというか、被害妄想的な考えに陥ることがあるの。そういう波がホントにたまにやってくるんだけど、2005年はその波がかなり大きくのしかかってきたことがあったんだよね》

 前向きに進み続けてきた松本が、初めて「弱さ」を見せたのがこの時期だった。

◆「このグループはなんだ?」と気になるように

 だが、その松本自身が嵐に大きな転機をもたらすこととなる。『歌笑HOTヒット10』と同時期に放送が始まったドラマ『花より男子』(TBS系、2005年)で、松本は、主役の1人である道明寺司役を演じた。このドラマが平均視聴率19.8%の大ヒットを記録したのだ。

「同枠では当初、別のドラマを予定していたのですが、急きょ差し替えで『花男』が制作されました。花沢類を演じた小栗旬さん(36才)などの共演者も注目され、出演者たちが軒並みブレークを果たしました」(ドラマ関係者)

 今年1月24日に放送された『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)で櫻井はこう発言している。

《嵐の転機は明確にありました。松潤が『花より男子』に出た時です》

 さらに追い風が吹く。もともと俳優業が多く、映画『青の炎』(2003年公開)でタッグを組んだ蜷川幸雄監督(享年80、2016年逝去)から「世界で通用する」と称賛されていた二宮が、2006年、クリント・イーストウッド監督(88才)による米映画『硫黄島からの手紙』で、ジャニーズタレント初のハリウッドデビューを飾ったのだ。

関連記事

トピックス

米倉涼子
《米倉涼子の自宅マンション前に異変》大手メディアが集結で一体何が…薬物疑惑報道後に更新が止まったファンクラブは継続中
火事が発生したのは今月15日(右:同社HPより)
《いつかこの子がドレスを着るまで生きたい》サウナ閉じ込め、夫婦は覆いかぶさるように…専門家が指摘する月額39万円サウナの“論外な構造”と推奨する自衛手段【赤坂サウナ2人死亡】
NEWSポストセブン
自らを「頂きおじさん」と名乗っていた小野洋平容疑者(右:時事通信フォト。今回の事件とは無関係)
《“一夫多妻男”が10代女性を『イヌ』と呼び監禁》「バールでドアをこじ開けたような跡が…」”頂きおじさん”小野洋平容疑者の「恐怖の部屋」、約100人を盗撮し5000万円売り上げ
NEWSポストセブン
ヴァージニア・ジュフリー氏と、アンドルー王子(時事通信フォト)
《“泡風呂で笑顔”の写真に「不気味」…》10代の女性らが搾取されたエプスタイン事件の「写真公開」、米メディアはどう報じたか 「犯罪の証拠ではない」と冷静な視点も
NEWSポストセブン
来季前半戦のフル参戦を確実にした川崎春花(Getty Images)
《明暗クッキリの女子ゴルフ》川崎春花ファイナルQT突破で“脱・トリプルボギー不倫”、小林夢果は成績残せず“不倫相手の妻”の主戦場へ
週刊ポスト
超有名“ホス狂い詐欺師風俗嬢”だった高橋麻美香容疑者
《超有名“ホス狂い詐欺師風俗嬢”の素顔》「白血病が再発して余命1か月」と60代男性から総額約4000万円を詐取か……高橋麻美香容疑者の悪質な“口説き文句”「客の子どもを中絶したい」
NEWSポストセブン
迷惑行為を行った、自称新入生のアビゲイル・ルッツ(Instagramより)
《注目を浴びて有料サイトに誘導》米ルイジアナ州立大スタジアムで起きた“半裸女”騒動…観客の「暴走」一部始終がSNSで拡散され物議に
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《異なる形の突起物を備えた光沢感あるグローブも…》10代少女らが被害に遭った「エプスタイン事件」公開された新たな写真が示唆する“加害の痕跡”
NEWSポストセブン
「みどりの『わ』交流のつどい」に出席された秋篠宮家の次女、佳子さま(2025年12月15日、撮影/JMPA)
佳子さま、“ヘビロテ”する6万9300円ワンピース 白いジャケットからリボンをのぞかせたフェミニンな装い
NEWSポストセブン
オフシーズンを迎えた大谷翔平(時事通信フォト)
《大谷翔平がチョビ髭で肩を組んで…》撮影されたのはキッズ向け施設もある「ショッピングモール」 因縁の“リゾート別荘”があるハワイ島になぜ滞在
NEWSポストセブン
愛子さまへのオンライン署名が大きな盛り上がりを見せている背景とは(時事通信フォト)
「愛子さまを天皇に!」4万9000人がオンライン署名、急激に支持が高まっている背景 ラオス訪問での振る舞いに人気沸騰、秋篠宮家への“複雑な国民感情”も関係か
週刊ポスト
群馬県前橋市の小川晶前市長(共同通信社)
「再選させるぞ!させるぞ!させるぞ!させるぞ!」前橋市“ラブホ通い詰め”小川前市長が支援者集会に参加して涙の演説、参加者は「市長はバッチバチにやる気満々でしたよ」
NEWSポストセブン