芸能

追悼・平成のスター 佐藤蛾次郎が語る渥美清さんの思い出

渥美清さんは1996年、68歳で亡くなった(共同通信社)

 平成の世が始まると同時に、昭和を華々しく駆け抜けたスターが相次いで亡くなった。“漫画の神”手塚治虫(1989年〈平成元年〉2月9日死去)や“昭和の歌姫”美空ひばり(1989年〈平成元年〉6月24日死去)、カリスマ的な人気を誇った俳優・松田優作(1989年〈平成元年〉11月6日)らが平成元年にこの世を去ったのは、昭和という時代の終焉を象徴する訃報といえた。

 医療が飛躍的に発達し、「人生100年時代」が謳われるほど国民の平均寿命が堅調に延びる一方で、平成という時代の中で眩い輝きを放った尾崎豊(享年26、1992〈平成4〉年4月25日死去)や飯島愛(享年36、2008〈平成20〉年12月死去)、小林麻央(享年34、2017〈平成29〉年6月22日死去)など、その早すぎる死に多くのファンが涙した。

 1960年代から1990年代まで、長らくお正月コメディとして親しまれた映画シリーズ『男はつらいよ』で共演した俳優の佐藤蛾次郎に、1996年に亡くなった主役の寅さんこと渥美清さんとの思い出を聞いた。

「渥美さんにはよく食事をごちそうになったし、かわいがっていただきました。最初の出会いはフジテレビの『男はつらいよ』(1968~1969年)。山田洋次監督に、寅さんの弟分役で出演させていただいたのが始まりです。

 訃報を聞いたときは信じられなくてね。その日夕方のテレビ番組に生出演してから、各メディアの取材を受けました。そこで初めて実感がわいて悲しみがこみ上げてきた。いつだったか忘れたけど、渥美さんが費用を出してくださり山田監督、倍賞千恵子さんらとタヒチに遊びに行ったことがある。完全にプライベート。あのときは楽しかったね」

※週刊ポスト2019年3月1日号

関連記事

トピックス

10月31日、イベントに参加していた小栗旬
深夜の港区に“とんでもないヒゲの山田孝之”が…イベント打ち上げで小栗旬、三浦翔平らに囲まれた意外な「最年少女性」の存在《「赤西軍団」の一部が集結》
NEWSポストセブン
スシローで起きたある配信者の迷惑行為が問題視されている(HP/読者提供)
《全身タトゥー男がガリ直食い》迷惑配信でスシローに警察が出動 運営元は「警察にご相談したことも事実です」
NEWSポストセブン
「武蔵陵墓地」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月10日、JMPA)
《初の外国公式訪問を報告》愛子さまの参拝スタイルは美智子さまから“受け継がれた”エレガントなケープデザイン スタンドカラーでシャープな印象に
NEWSポストセブン
モデルで女優のKoki,
《9頭身のラインがクッキリ》Koki,が撮影打ち上げの夜にタイトジーンズで“名残惜しげなハグ”…2027年公開の映画ではラウールと共演
NEWSポストセブン
前回は歓喜の中心にいた3人だが…
《2026年WBCで連覇を目指す侍ジャパン》山本由伸も佐々木朗希も大谷翔平も投げられない? 激闘を制したドジャースの日本人トリオに立ちはだかるいくつもの壁
週刊ポスト
2025年九州場所
《デヴィ夫人はマス席だったが…》九州場所の向正面に「溜席の着物美人」が姿を見せる 四股名入りの「ジェラートピケ浴衣地ワンピース女性」も登場 チケット不足のなか15日間の観戦をどう続けるかが注目
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
「『あまり外に出られない。ごめんね』と…」”普通の主婦”だった安福久美子容疑者の「26年間の隠伏での変化」、知人は「普段どおりの生活が“透明人間”になる手段だったのか…」《名古屋主婦殺人》
NEWSポストセブン
「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席された(2025年11月9日、撮影/JMPA)
《海づくり大会ご出席》皇后雅子さま、毎年恒例の“海”コーデ 今年はエメラルドブルーのセットアップをお召しに 白が爽やかさを演出し、装飾のブレードでメリハリをつける
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《中村橋之助が婚約発表》三田寛子が元乃木坂46・能條愛未に伝えた「安心しなさい」の意味…夫・芝翫の不倫報道でも揺るがなかった“家族としての思い”
NEWSポストセブン
八田容疑者の祖母がNEWSポストセブンの取材に応じた(『大分県別府市大学生死亡ひき逃げ事件早期解決を願う会』公式Xより)
《別府・ひき逃げ殺人》大分県警が八田與一容疑者を「海底ゴミ引き揚げ」 で“徹底捜査”か、漁港関係者が話す”手がかり発見の可能性”「過去に骨が見つかったのは1回」
愛子さま(撮影/JMPA)
愛子さま、母校の学園祭に“秋の休日スタイル”で参加 出店でカリカリチーズ棒を購入、ラップバトルもご観覧 リラックスされたご様子でリフレッシュタイムを満喫 
女性セブン
悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、筑波大学の学園祭を満喫 ご学友と会場を回り、写真撮影の依頼にも快く応対 深い時間までファミレスでおしゃべりに興じ、自転車で颯爽と帰宅 
女性セブン