「松岡さんの娘ということで初めからファンの注目は大きかったのですが、入学試験の成績はそれほどよくなかった。入学時に上位4位以内の生徒が出席できる新入生代表会見にも参加していません。でも、松岡さんに似て真面目で一途に努力を重ねる“熱血”タイプで、今では成績上位の常連。その実力が認められて、昨年10月の兵庫県政150周年イベントではセンターに抜擢されていました。早くも“トップ候補”といわれていますよ」(宝塚関係者)
厳しい寮生活の中で続けた努力が実り、晴れて卒業公演の主演に選ばれたが、そんな娘の晴れ舞台に、松岡は一度も姿を見せなかった。
「奥さんは観劇していましたが、松岡さんは金曜から週末にかけて、びっちり仕事が入っていたようです。ただ、卒業公演の予定はだいぶ前からわかっていますから、仕事の予定を調整しようと思えばできたはず。そうしなかったのは、松岡さんの父親としての矜持でしょう。
実は松岡さん、入学式も出席せずに、奥さんに手紙を託していました。いつまでも近くで見守るのではなく、自立させなければと、グッとがまんしたんだと思います。自分が行くことで別の注目をされて迷惑をかけたくないという気持ちもあったのでしょう。父としてかかわってもいい“限度”を見極めてのことだったようです」(前出・宝塚関係者)
恵さんは3月に卒業し、4月に宝塚歌劇団に入団。卒業生はまず初舞台として、全員宙組のミュージカル公演に出演する。
「その後、5月頃に組配属が決定します。芸名は12月に決まったそうです。ファンの予想では、身内に宝塚OGがいる人はその芸名にちなんだものをつけることが多いので、恵さんも祖母の『千波』を引き継ぐのではないかといわれています。
組配属は本人の希望が通るわけではないですが、昔から“男役の花組”といわれているので、花組に入ってほしいという声が早くも上がっています。エネルギッシュで熱いスターが集まる星組のファンも熱視線を送っているとか。どの組でトップ争いにからんでくるのか、楽しみです」(宝塚ファン)
※女性セブン2019年3月14日号