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2019.04.14 16:00  女性セブン

坂東眞理子氏の「70過ぎたら新しいものを着よ」は至言

◆70を過ぎたら、新しいものばかり着ようっと

 70歳になったら上機嫌になろう、義理堅く、恥を知り、人情あつく。一番大事なのは、自分を肯定すること…。そういうことなのである。それにしても、70代で自己肯定なんて大変な時代になった。70代どころか、もうちょっと早くやっておけばよかったのではあるまいか、と読み進めるほどに思われる。

 この本は、だから、70代のための本かもしれないけれど、同時に、70代になってまで、こんなことをしなければならないなら、ここに書いてあることは、実は、若い頃からやっておいたほうがいいじゃないか、と思えるように書いてあるので、ほんとうは、70代より若い人向けの話なのである。そういう意味で心安らかに70代を迎えられるよう、ぜひ40代、50代、60代の本誌の読者にこそ、読んでいただきたい。

 50代、60代は質の良いものを長く着るのが品格あるお洒落だが、70過ぎたら意識して新しいものを着よ。これは至言である。70を過ぎたら、新しいものばかり着ようっと。というわけで、いろいろと先々の楽しみをみつけられるのもまた、この本を読む喜びである。

【プロフィール】
三砂ちづる/1958年山口県生まれ。津田塾大学学芸学部教授・作家。女性の身体性、性と生殖、育児などを研究。『オニババ化する女たち』『女が女になること』『少女のための性の話』など著書多数。

※女性セブン2019年4月25日号

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