では、そのシンボルになる大阪都知事候補はどんな人物だろうか。

 既存の政治家には有力候補は見当たらない。大阪出身で「国際的知名度」がある人物となると関西で人気の高い芸能人も対象から外れるが、学者、経済人、文化人、スポーツ選手などに対象を広げると何人か候補が出てくる。

 まずはノーベル賞学者で新元号を決めた「有識者懇談会」のメンバーでもある山中伸弥・京都大学iPS細胞研究所所長(東大阪市出身)のほか、建築家の安藤忠雄氏(大阪市出身)、サッカー元日本代表の本田圭佑選手(摂津市出身)などの名前が取り沙汰される。

 果たして橋下氏の眼鏡にかなう「大阪を首都にする男」はこの中にいるのか、それとも別の“隠し玉”が飛び出てくるのか。

※週刊ポスト2019年4月26日号

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