1位は『カローラスポーツ』(トヨタ)の122.4点。対歩行者ブレーキの評価は満点の65点だった。トヨタ自動車はこの結果についてこう回答した。
「弊社では衝突回避支援または被害軽減を図る機能である『Toyota Safety Sense(TSS)』を導入しています。対歩行者・対車両で衝突の危険がある時はまずブザーで警報し、その後にブレーキを踏む力が弱ければ不足分をアシスト、さらにドライバーがブレーキを踏めなかった場合、自動ブレーキが作動する流れです。TSSなどの予防安全機能を搭載した車では、追突事故が9割低減しています。2018年からは夜間歩行者や自転車も検知する機能を追加するなど、さらなる機能強化を行なっています」(広報室)
2位は『フォレスター』(スバル)の122.3点が続く。
「運転支援システム『アイサイト』により、対象となる人や車の位置や移動速度を高精度で測定できることが特徴です。今後は、“2030年の死亡交通事故ゼロ”を目標に、予防安全技術のさらなる進化を図ります」(スバル広報部)
3位にホンダ『インサイト』が121.4点で名を連ねた一方で、『オデッセイ』は62.7点と、同じメーカーのものでもその差は大きく開いた。対歩行者ブレーキの点数が65点中8.5点だったことが響いた。
「『インサイト』には夜間対応の被害軽減ブレーキ機能が搭載されている一方で、『オデッセイ』にはない。(対歩行者の)65点中40点が夜間性能の配点なのですが、非搭載車種は“未実施”として0点になります」(前出・NASVA担当者)
◆「踏み間違い」にも種類がある