芸能

高田文夫が振り返る「吉本興業の光と影」が出た1週間

芸人の明暗が分かれた1週間だった(イラスト/佐野文二郎)

 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、吉本芸人の「光と影」が露わになった1週間について振り返り、“闇営業”について考えた。

 * * *
 芸能界最大手、吉本興業の光と影が思い切り出ちゃった1週間。その裏で芸能界最小の事務所と言われる原田龍二が記者会見などでサンドバッグ状態。マンツーマンでやっている社長が記者達にむかい「今日は時間無制限。質問が無くなるまでやります」。これには爆笑。やれ「4WDでのマイカーSEXはどうなんです?」(私だったらマイカーとくれば清だ。前川清のシャレです。すいません)「10分で済ますというのは短かすぎるんじゃありませんか?」まで言われ「水戸黄門の助平さん角さんは降りるんですか?」(もうやってないわい)。

 会見の後、5日には4月から始まったばかりの自分の番組『DAYS』(ニッポン放送)で嗚咽しながら謝ってた。皆に謝ることはない。カミさんに一生怒られていればいい。二人の子供だけにはキチンと父として謝るべきは謝ればそれでいい。久々にクスクスッときた会見だった。

 それにひきかえさわやかすぎて日本中から文句なしの拍手喝采だったのが山里亮太と蒼井優の会見。いきなり女のテレビタレントやらレポーターが「いや実は山ちゃんカッコいいんですよ」「とても紳士的だったし」なんて言い出したのにはびっくり。それまで散々ブサイクだのキモいだの言ってたのに、蒼井の勇気のあとにコロッ。

 私はもう5年以上ずっと深夜放送『JUNK 山里亮太の不毛な議論』をきいているが“ねたみ、そねみ、うらみ”一本で押していく頭の良さで来たのだ。オードリー若林曰く「山ちゃんは10年前のおかっぱ頭に赤いメガネから、徐々に、本当に徐々に分からないように10年かけて髪をそっといじり、毛先を遊ばせるようになってきている」と細かく見る人はちゃんと見ているのだ。

関連記事

トピックス

高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
阿部なつき(C)Go Nagai/Dynamic Planning‐DMM
“令和の峰不二子”こと9頭身グラドル・阿部なつき「リアル・キューティーハニー」に挑戦の心境語る 「明るくて素直でポジティブなところと、お尻が小さめなところが似てるかも」
週刊ポスト
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン