芸能

高須院長 香港デモを評価「中国共産党支配の崩壊を予感」

香港のデモについて語る高須院長

香港のデモについて語る高須院長

 美容整形外科「高須クリニック」の高須克弥院長が世の中の様々な話題に、思いのままに提言をしていくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、香港で起きた逃亡犯条例改正反対デモについてお話をうかがいました。

 * * *
──刑事事件の容疑者を中国に移送できるようにする逃亡犯条例改正案に反対するデモが香港で発生。200万人規模となり、香港政府は法案の審議を延期することとなりました。

高須:正しい形の市民運動といった印象だね。中国共産党支配の崩壊が始まるんじゃないかと思っているよ。

──中国は一国二制度という形で中国政府と香港政府があるわけですが、今回のデモでは香港に対する影響力を強めようとする中国政府に対し、香港市民はNOを突きつけました。

高須:そもそも一国二制度という形に矛盾があるとは思うんだけど、それでも一応中国は香港の自治を認めたうえで、イギリスから返還してもらっている。それなのに、中国はちょっとずつ香港の民主主義を潰そうとしている。単純に約束を破っているだけだよね。イギリスは「約束と違うじゃないか!」って怒ってもいいと思う。「やっぱり香港はイギリスのものだから返せ!」ってね。喜んで受け入れる香港市民も少なくないんじゃないかな。

 結局のところ、中国共産党がいかに人権を無視した政府であるかということなんだよ。新疆ウイグル自治区では、中国政府がウイグル人を大量に強制収容して、拷問し、無理矢理に中国化しようとしている。信じられないほどの人権侵害だ。香港の市民たちもウイグル人たちのように弾圧されるかもしれないと感じているんだろう。そうならないためにデモが起きて、早い段階で弾圧の芽を摘み取ったのはとても大きいことだよ。

──今回のデモでは、市民側にリーダーらしき存在がなかったからこそ成功したともいわれています。

高須:たしかにそうなんだろうね。デモを主導するリーダー組織があれば、政府はそことの交渉次第でデモを抑えることができる。ただ、主導する明確なグループがない状態であれば、誰と交渉していいかもわからない。そういったデモを制圧するなら、皆殺ししかない。香港政府はもちろん、中国政府にしたって、ネットも普及している今の時代にそんなリスクは負えないよ。今回のデモで、中国における反政府運動の流れが変わるかもしれないな。

──日本でもデモが行われますが、今回の香港のデモと比較して何か思うことはありましたか?

関連記事

トピックス

モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
「港区女子がいつの間にか…」Nikiが親密だった“別のタレント” ドジャース・山本由伸の隣に立つ「テラハ美女」の華麗なる元カレ遍歴
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
生きた状態の男性にガソリンをかけて火をつけ殺害したアンソニー・ボイド(写真/支援者提供)
《生きている男性に火をつけ殺害》“人道的な”窒素吸入マスクで死刑執行も「激しく喘ぐような呼吸が15分続き…」、アメリカでは「現代のリンチ」と批判の声【米アラバマ州】
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン
ソウル五輪・シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング=AS)銅メダリストの小谷実可子
《顔出し解禁の愛娘は人気ドラマ出演女優》59歳の小谷実可子が見せた白水着の筋肉美、「生涯現役」の元メダリストが描く親子の夢
NEWSポストセブン
ドラマ『金田一少年の事件簿』などで活躍した古尾谷雅人さん(享年45)
「なんでアイドルと共演しなきゃいけないんだ」『金田一少年の事件簿』で存在感の俳優・古尾谷雅人さん、役者の長男が明かした亡き父の素顔「酔うと荒れるように…」
NEWSポストセブン
マイキー・マディソン(26)(時事通信フォト)
「スタイリストはクビにならないの?」米女優マイキー・マディソン(26)の“ほぼ裸ドレス”が物議…背景に“ボディ・ポジティブ”な考え方
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
《かつてのクマとはまったく違う…》「アーバン熊」は肉食に進化した“新世代の熊”、「狩りが苦手で主食は木の実や樹木」な熊を変えた「熊撃ち禁止令」とは
NEWSポストセブン
アルジェリア人のダビア・ベンキレッド被告(TikTokより)
「少女の顔を無理やり股に引き寄せて…」「遺体は旅行用トランクで運び出した」12歳少女を殺害したアルジェリア人女性(27)が終身刑、3年間の事件に涙の決着【仏・女性犯罪者で初の判決】
NEWSポストセブン