政治家の妻になっても“私らしく”を選択

 2001年、純一郎氏が首相に就任すると、空前の小泉フィーバーが訪れた。佳代子さんのもとにも取材が殺到したが、彼女はそのすべてを断った。

「離婚後、佳代子さんは孝太郎さんや進次郎さんと一切会わず、小泉家との確執が報じられました。でも彼女としては、政治家一族である小泉家を慮り、“会って迷惑はかけられない”とわが子に会いたい気持ちを抑えて身を引いたんです。佳代子さんは離婚してから、小泉家を悪く言ったことが1度もありません。“あちらはあちらの事情があるでしょう”と言える強い女性ですから」(前出・佳代子さんの知人)

 2008年に純一郎氏が政界引退を表明。3人の息子たちも全員社会人として落ち着き、兄弟は連絡を取るようになった。2013年、佳長さんの結婚が決まると、佳代子さんは元夫、そして2人の息子と約30年ぶりに再会を果たす。

「その後、孝太郎さんは何かあると佳代子さんに連絡することもあったようで、長年の溝が埋まっていったのですが、進次郎さんは頑なに“他人”として振る舞おうとしていた。進次郎さんにとってはそれほど“ママ”の存在が大きいし、逆に、佳代子さんへの思いも大きかったんでしょう」(前出・小泉家関係者)

 進次郎は政治家としての階段を一歩一歩上りながらも母について語ることはなく、今回の結婚についても、佳代子さんには報告していない。7月末に行われた両家の顔合わせも、8月末に行われた結婚式にも佳代子さんは姿を見せなかった。

※女性セブン2019年9月26日・10月3日号

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