• TOP
  • 国内
  • 雅子さま、「馬アレルギー告白」は苦渋の決断と葛藤の末

国内

2019.10.11 16:00  女性セブン

雅子さま、「馬アレルギー告白」は苦渋の決断と葛藤の末

◆「時代に合わせて」美智子さまが変革

 伝統にとらわれることなく、自らに適した最善策を選ばれる。そうした柔軟な姿勢は、美智子さまから受け継いだスタイルだ。宮中祭祀の伝統の1つを、美智子さまが変革されたことがあったという。

 皇族方は、国家と国民の安寧を祈る「宮中祭祀」に日々取り組まれている。その祭祀の前には体を清める「潔斎」が行われる。特に女性皇族が臨むに当たっては、一切を身につけず、全身の清めなどすべてを女官に委ねるものとされてきた。それが、闘病中の雅子さまにとって、祭祀に参加される「最大のハードル」ともいわれてきた。

 しかし、美智子さまの発案もあり、「女官による潔斎」は廃止されたという。元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんが説明する。

「上皇后陛下のご結婚当時は、たしかに御湯殿での潔斎に女官が介添えしていました。しかし、昭和後期、上皇后陛下は浩宮殿下に嫁がれる将来の皇太子妃、皇后がこれに耐えられるだろうかと不安を抱かれ、宮中祭祀に奉仕する内掌典の責任者に相談されました。内掌典は“慎みをもって身を清めることが重要であって、介添えは重要ではない”と答えました。昔は『おすべらかし』は地毛のため髪が長く、その髪を持つ介添え女官が必要だったそうですが、現在は地毛ではないためその必要がなくなっていたのです。以降、介添えはなくなりましたので、皇后陛下はご結婚当時からおひとりで潔斎されています。上皇后陛下が“将来の妃”のために、改革されたといっていいでしょう」

 美智子さまは2009年、ご結婚満50年に際して次のように語られた。

《伝統の問題は引き継ぐとともに、次世代にゆだねていくものでしょう。私どもの時代の次、またその次の人たちが、それぞれの立場から皇室の伝統にとどまらず、伝統と社会との問題に対し、思いを深めていってくれるよう願っています》

 緩急剛柔なスタイルは、平成から令和に、しっかりと受け継がれている。

※女性セブン2019年10月24日号

関連記事

トピックス