勝ち馬の前走を見ると毎日王冠からの参戦が11頭、京都大賞典と宝塚記念からが5頭、札幌記念からが4頭。このうち前走でも勝っているのは毎日王冠5頭、京都大賞典3頭、札幌記念3頭。宝塚記念組5頭は敗戦からの巻き返しだ。それ以外の5頭は福島民報杯のレッツゴーターキン、新潟記念のオフサイドトラップ、南部杯のアグネスデジタル、神戸新聞杯のシンボリクリスエス、オールカマーのレイデオロとすべて勝っている、つまり1着馬30頭のうち半数以上の16頭が連勝している。
2着馬も毎日王冠10頭、宝塚記念5頭、京都大賞典とオールカマーが4頭で、前走勝っているのが10頭。
1990年代前半は毎日王冠組のワンツーが4回あったが1996年以降はゼロ。1999年が京都大賞典組、2004年と2017年に宝塚記念組のワンツーがあるだけだ。
そして天皇賞(秋)と言えば、藤沢和雄厩舎が6勝もしていることで知られており、2004年にはゼンノロブロイとダンスインザムードでワンツーを達成している。ならば今回は、同厩舎同馬主同種牡馬同生産牧場で共にダービー馬、ワグネリアンとマカヒキのワンツーの馬券を買ってみるということでどうでしょうか。
●ひがしだ・かずみ/今年還暦。伝説の競馬雑誌「プーサン」などで数々のレポートを発表していた競馬歴40年、一口馬主歴30年、地方馬主歴20年のライター。