「『250セーブ』も入会条件に付け加えたが、長嶋が大反対した。時代に合った数字ということで認めたが、やはり長嶋の考えが正しかった。佐々木(主浩)のように日米で活躍することで記憶に残る選手もいるが、やはり勝ち星と先発完投が投手としての勲章。打者も数字だけでなく記憶に残る選手を目指さないといけない。多くのスポーツが台頭しているだけに、プロ野球全体が取り組まなければいけないことだ」
そうプロ野球の将来を危惧していた。今季の「沢村賞『該当者なし』」の一報を金田氏が聞いていたら、どう嘆いていただろうか。