「防災服で乗客たちも気づき始めていましたが、座席に座ったままの今井さんは気にする様子もなく横にいる女性スタッフに“これ、めっちゃうまいよ”とお菓子を勧めたりしていました。寝起きのようだった今井さんはまだ眠そうに髪の毛をかき上げていて、大あくびをしていました」(居合わせた乗客)
ベテラン政治記者は言う。
「沖縄との関係が良くない安倍官邸が誰も派遣しないとなると批判が出るが、当日に武田良太・防災担当大臣を送り込むのも、首都圏も台風被害で大変な時にと批判される可能性があった。そこで政務官という立場で、沖縄出身の知名度抜群な今井氏が対応に動くというのは、“適材適所”だったのでは」
11月1日に、沖縄県選出・関連議員が超党派で衛藤晟一・沖縄担当相を訪れ、首里城の早期再建のために政府の支援を要請したが、そこにも今井氏は加わっている。
今後の“スピード再建”の鍵となるか。
※週刊ポスト2019年11月22日号