芸能

佐藤二朗主演ドラマ 関係者が自殺し、放送が無期延期

佐藤二朗が異色テーマで挑んだドラマで悲劇が

 俳優・佐藤二朗(50才)の主演ドラマが、関係者が自殺したことで放送が無期延期になっていたことがわかった。

「押忍!」「押忍!」。愛知県の小牧工業高校のマーチングバンド部は、その異色の演奏スタイルで知られている。マーチングバンドとは、金管楽器(ラッパ)や打楽器(パーカッション)を演奏しながら、息を合わせて隊列(フォーメーション)を変化させ、観客の耳も目も楽しませる吹奏楽の演奏スタイルだ。

 華やかな音楽隊のはずなのに、小牧工業高校のバンドはどこか“汗臭い”。ユニフォームは高校の制服ではなく、作業服と黄色いヘルメット。練習をするのは音楽室ではなく、武道場。返事は「押忍!」。ステージの冒頭では、30人余りの部員たちが息を合わせて腕立て伏せを披露してから楽器の演奏に入る――。

 工業高校らしい“ド迫力”のマーチングバンドのスタイルが評判を呼び、今や全国区の人気だ。

「地元の有名マーチングバンドを、中京テレビ(名古屋市)が開局50周年記念作品としてドラマ化しました。主演は佐藤二朗さん。彼のモデルは、部活動を率いるスキンヘッドの名物顧問のS先生でした。

 すでに撮影はクランクアップしていて、放送予定は12月7日だった。しかし、ある“事件”が起きて、放送は無期延期になったんです」(テレビ局関係者)

 11月25日日曜日の深夜のことだった。夜が明ければ、いつものように生徒が登校してくる。そんな高校の職員室で、1人の男性が倒れていた。

 翌日、地元紙「中日新聞」夕刊はこう伝えた。

《25日午前2時10分ごろ、愛知県小牧市の小牧工業高校の職員室で『男性が大量に出血して倒れている』と119番があった。(中略)男性は同校の50代の教諭で、その場で死亡が確認された。県警小牧署は現場の状況から自殺とみている》

 亡くなったのは、マーチングバンド部の3人の顧問のうちの1人であるA教諭だった。地元教育関係者によると「冗談をよく言う優しい先生で、生徒から慕われていた。S先生ほか顧問の先生たちは本当に仲がよかった」という。亡くなる1週間前には、A教諭ほか顧問と部員が小牧市役所に招かれ、市長から部の活動を表彰されたばかりだった。

“現場”となってしまった小牧工業高校

関連記事

トピックス

麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン
左から広陵高校の34歳新監督・松本氏と新部長・瀧口氏
《広陵高校・暴力問題》謹慎処分のコーチに加え「残りのコーチ2人も退任」していた 中井監督、部長も退任で野球経験のある指導者は「34歳新監督のみ」 160人の部員を指導できるのか
NEWSポストセブン
松本智津夫・元死刑囚(時事通信フォト)
【オウム後継「アレフ」全国に30の拠点が…】松本智津夫・元死刑囚「二男音声」で話題 公安が警戒する「オウム真理教の施設」 関東だけで10以上が存在
NEWSポストセブン
二刀流復帰は家族のサポートなしにはあり得なかった(getty image/共同通信)
《プールサイドで日向ぼっこ…真美子さんとの幸せ時間》大谷翔平を支える“お店クオリティの料理” 二刀流復帰後に変化した家事の比重…屋外テラスで過ごすLAの夏
NEWSポストセブン
9月1日、定例議会で不信任案が議決された(共同通信)
「まあね、ソーラーだけじゃなく色々あるんですよ…」敵だらけの田久保・伊東市長の支援者らが匂わせる“反撃の一手”《”10年恋人“が意味深発言》
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《デートではお揃い服》お泊まり報道の永瀬廉と浜辺美波、「24時間テレビ」放送中に配慮が見られた“チャリT”のカラー問題
NEWSポストセブン
8月に離婚を発表した加藤ローサとサッカー元日本代表の松井大輔さん
《“夫がアスリート”夫婦の明暗》日に日に高まる離婚発表・加藤ローサへの支持 “田中将大&里田まい”“長友佑都&平愛梨”など安泰組の秘訣は「妻の明るさ」 
女性セブン
経済同友会の定例会見でサプリ購入を巡り警察の捜査を受けたことに関し、頭を下げる同会の新浪剛史代表幹事。9月3日(時事通信フォト)
《苦しい弁明》“違法薬物疑惑”のサントリー元会長・新浪剛史氏 臨床心理士が注目した会見での表情と“権威バイアス”
NEWSポストセブン
海外のアダルトサイトを通じてわいせつな行為をしているところを生配信したとして男女4人が逮捕された(海外サイトの公式サイトより)
《公然わいせつ容疑で男女4人逮捕》100人超える女性が在籍、“丸出し”配信を「黙認」した社長は高級マンションに会社登記を移して
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン