芸能

香取慎吾、独立から2年「3人で話したことが全部叶った」

激動の2019年を振り返った香取慎吾(撮影/田中智久)

 2019年10月1日0時、事前予告ナシにソロシングル『10 %』を配信した香取慎吾(42)が、2020年1月1日、アルバム『“20200101”♯ニワニワワイワイ』をリリース。「皆でワイワイ楽しもう!」をテーマに、氣志團やKREVA、スチャダラパーなどとコラボした自身初のソロアルバムとなる。絵画や美術のアーティストのみならず、音楽のアーティストとしても本格始動したワケに迫りました!! そして、2019年を漢字一文字で表すと? 放送作家の山田美保子さんが直撃した。

◇ミュージカルを観て、「吾郎チャン、歌うまい」と初めて思った

山田:ソロシングルを配信したり、アルバムをリリースしたりと、音楽活動に本腰を入れようと思ったきっかけを教えてください。

香取:やっぱり、ファンミーティング(NAKAMA to MEETING)ですね。実はその前から、「ソロでやらないか」という話をいただいたり、3人の曲の配信などがあったりしてたんですけど、実際、ステージに立って、皆さんの笑顔を見た時、「あ、また、これがやりたい」って心の底から思ったんです。やっぱり、ファンのみんなと共に盛り上がるのが、イコール音楽だとぼくは思うんで。あと、『気志團万博』! 実はあの時には(綾小路)翔さん(43)と(アルバムの)曲は作ってたんですけれど、自分たちのファン以外の人たちがいる環境で初めて歌わせてもらった時、いかつい男のかたたちが、ぼくらのステージの最後の方にはウットリした顔で「キャ~ッ」って女子みたいな声を出して手を振ってくれているのを見た時も、すごくうれしかった。やっぱり、大勢の人たちの前で、もっともっと歌いたいと思ったんです。

 それから、(稲垣)吾郎ちゃん(46)の舞台(『君の輝く夜に~FREE TIME, SHOW TIME~』)を観に行った時、自分もすごく歌いたくなりました。ぼくが想像してたよりも歌ってて、しかも吾郎ちゃん、すげぇ歌がうまくて。今まで、あんまりそう思ったことなかったんだけど、終わってから楽屋で2人になった時、「口パクなの?」って確認しちゃったぐらい(笑い)安定していたし、すごく楽しそうに歌っていたことに、けっこう刺激は受けましたね。

 さらに、こんなかたと一緒に音楽やりたいっていうのが叶ったり、こんな人たちもいるんですけど…って提案してもらったことも影響していますね。

山田:ギタリスト・草なぎ剛くん(45)に刺激は受けなかったんですか?

香取:つよぽんは自分で作詞作曲しちゃってるし、「ギターを弾きたい」って思いもあるし、ぼくとは方向性や音楽性が違うので、そこからの影響は少ないと思います。でも、ソロライブ『草なぎ剛のはっぴょう会』のラスト、客席のスタンディング(オベーション)を見た時は、グッときましたね。この2年の間で、いちばんグッときたことだったかもしれない。あれは思い詰めていた時期が終わって、みんなで「よし、やって行こう」ってなって改めての食事会の席で、吾郎ちゃんのレストラン(『ビストロJ_O』)や、ぼくのヤンチェ(ブティック『ヤンチェ・オンテンバール』)とか個展(『BOUM!BOUM!BOUM!』)とか、目標や夢の話になったんです。

 その時、つよぽんは、「おれ、お店とかわかんないから、ギターを弾けたらいいな」って言ってたんです。その時話したことの中で、つよぽんの夢だけが叶っていなかったんで。ついに、あの時3人で話してたことが全部叶ったと思ったら、感極まっちゃって。でも、よくよく考えてみたら、2年ちょっとで、こんなにも、やりたいことがやれちゃっていいのかな? ちょっと早すぎやしない?とも思ってる自分もいたりします。

 ぼくはもともと、ほかの2人の活動状況については、けっこう知ってる方で、ツイッターやブログとかもすごく見てるのに、最近はそれでも追いつけない。さっきもスタッフさんに「吾郎ちゃんの『不可避研究中』(NHK)ってレギュラーなの? 特番なの?」とか、「つよぽんの『なぎスケ!』(Amazon Prime Video)って、いつから?」とか質問してたところです。特に2019年の後半からついていけなくなった。それぐらい充実しているっていうことで、ありがたいなと思います。

◇音楽を聴きたい、やりたいという気持ちになれなかった時も…

関連記事

トピックス

和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
犯人の顔はなぜ危険人物に見えるのか(写真提供/イメージマート)
元刑事が語る“被疑者の顔” 「殺人事件を起こした犯人は”独特の目“をしているからすぐにわかる」その顔つきが変わる瞬間
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン