同曲は当時の人気歌番組である『ザ・ベストテン』や『歌のトップテン』で光GENJIや長渕剛などを抑えて、年間1位に輝くほどの大ヒット曲になった。今も、田原がコンサートで歌うと、会場の盛り上がりが最高潮に達する名曲だ。
1994年にジャニーズ事務所から独立した田原俊彦は9月4日には東京ドームで開かれたジャニー氏のお別れ会に姿を見せなかったが、12月20日放送の『爆報!THEフライデー』(TBS系)で「ジャニーさんが脂乗っていて、元気だった50歳前から63、64まで僕に懸けてくれた。最高の時をあの人と過ごせた。それは大切に僕の心にしまって……。それは死ぬまで変わらない」と感謝を述べた。
2人には、2人にしかわからない絆がある。その想いを胸に、田原俊彦はこれからも踊り続ける――。
■文/岡野誠:ライター・芸能研究家。ジャニー喜多川氏のプロデュース秘話も随所に綴られている著書『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018』(青弓社)が話題に。田原本人へのインタビューや関係者への取材、膨大な資料で構成される一冊だ。2020年2月8日13時半から、大阪・ロフトプラスワン WESTで元CHA-CHAの木野正人とトークイベント『“職業:男性アイドル”の考察とジャニー喜多川氏の果たした役割』を開催。