◆患者の口コミで広まった「がん封じの神」/烏森神社(東京)
東京・新橋駅のすぐ近く、繁華街に鎮座する烏森神社。参道には小体な居酒屋が並び、サラリーマン憩いの街の風景の一つとなっている。この烏森神社が、最近、「がん封じ」の神様として脚光を浴びている。
「江戸時代の明暦の大火の際にこの神社の一帯だけ焼け残ったという言い伝えから、御祭神である倉稲魂命ら三柱の『止める力』『抑える力』が強いと言われています。それがいつからか、病気の進行を止め、抑える力に転じてがんなどの病気にもご利益があるとされています」(山田邦夫・宮司)
前出の坂原氏はこういう。
「タレントの堀ちえみさんが舌がんを公表後、参拝していると話したことがきっかけで、烏森神社は“がん封じ”の神社として注目されるようになりました」
新橋周辺には病院が多く、患者同士の口コミで参拝に訪れる人も多いそうだ。
「快方に向かった方のお礼参りや、がん封じを祈願される高齢の方々もいらっしゃいます」(同前)
12月31日まで「年越大祓特別御朱印」を授与。