「基本的にインフルエンザ予防と同じ対策が有効です。こまめな手洗いとうがい、人混みでのマスク着用を心がけること。大型のマスクでしっかりと鼻と口を覆うことが大事です。外部と接触する手は、アルコールを含んだ消毒液で消毒するのも効果的です」

 意外な落とし穴となるのが花粉症だ。今年の冬は記録的な暖かさとなり、全国的に花粉症の流行時期が早まるとされる。スギ花粉は2月中旬のピークが予想される。

「気をつけたいのは、花粉症でグズグズするからと鼻や目を不用意に触ることです。ウイルスは鼻や目から感染することが多い。なので、早めに花粉症薬で対策をとることが大事。特に高齢者で花粉症持ちだとリスクが大きくなるので気をつけてほしい」(前出・医療ジャーナリスト)

 北京在住の中国人医師は、国の専門家チームの一員として武漢の病院を調査した際に新型コロナウイルスに感染した経験から、「混雑した外来でゴーグルをしてなかったので感染した疑いが強い。初期症状は結膜炎だった」と医療関係者に注意を呼びかけた。

 感染経路となる目と鼻に注意を払い、常に手を洗うことを心がけたい。

※女性セブン2020年2月13日号

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