民放各局が「元タレント女子アナ」の採用に積極的になる背景を女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏はこう語る。
「局が求めているのは即戦力女子アナです。かつては新人を“局の色に染める”という育成をしてきましたが、フリー転身組も増えたことでコストをかけて育てることに二の足を踏んでいる。その点、タレント出身者はカメラを向けられて自然に話すことに慣れています。著名人の取材に有利という面もある。
フジテレビはここ数年、新人女子アナの知名度が上がらない。竹俣さんには元女流棋士としての頭の回転、鍛えられたコメント力など、期待は大きいでしょう」
指した一手は“テレビ離れ”を食い止められるか。
※週刊ポスト2020年2月21日号