芸能

岡江久美子さんコロナで死去、はなまる後の日々と母の介護

母の介護について語る岡江久美子

 女優の岡江久美子さんが4月23日朝、新型コロナウイルスによる肺炎のため、亡くなったことがわかった。享年63。岡江さんは4月3日に発熱し、容態が悪化して都内の病院に入院。ICUで治療を受けていた。『はなまるマーケット』で長年MCを務めた彼女に、女性セブンは昨年、“はなまる後”の生活について話を聞いていた。ここに再掲載する──。

 * * *
 50才を過ぎると10人に1人以上が親の介護問題に直面する。しかし、多くの人が何の心構えもないままの状態で介護が始まってしまうという現実がある。だからこそ“先輩”の経験談は重要だ。94才の母親を看取った彼女は、どんな介護生活を送って来たのだろうか。

「母が亡くなったのは2018年のことです。94才でした。家族としては『大往生』なんて言葉はあまり使いたくないんですけど、本当にその通りでしたね。すぐ近くの施設に預けさせてもらっていたので、そろそろという状態で電話がかかってきて、急いで駆けつけました。私が着いたら、もう、すぐに…。顔も穏やかで、温かかった」

 記者の問いかけに、岡江久美子はゆっくりと語り始めた。肌は白くてツヤツヤで、豊かな黒髪が光り、とても“オーバー60”には見えない。なんといっても目立つのは、明るく晴れやかな表情だ。

「岡江さんは今、趣味のゴルフを頻繁に楽しんだり、ドラマのオファーを積極的に受けたりと、私生活も仕事もとても充実しているようです。おそらく人生の大事なイベントをいろいろ終えたからでしょうね」(芸能関係者)

 2014年3月に薬丸裕英とのコンビで17年間にわたって続けてきた、朝の人気情報番組『はなまるマーケット』(TBS系)が終了。それからの5年あまりを、岡江はどんなふうに過ごしてきたのだろうか。

「『はなまる』の終了は、岡江さんからの降板希望が発端でした。番組としては“岡江さんと薬丸さんが揃っての『はなまる』だったので、片方が降板するなら続ける意味がない”ということで、そのまま終了することになった。当時、岡江さんは90才になるお母さまの介護を抱えていて、“もっと母の側にいてあげたい”というのが理由でした。お父さまはその10年ほど前に亡くなっていて、以来、岡江さんはひとり暮らしになったお母さまのお世話を続けていたそうです」(別の芸能関係者)

 岡江の知人は当時のことをこう話す。

関連記事

トピックス

6月6日から公開されている映画『国宝』(インスタグラムより)
【吉沢亮の演技が絶賛】歌舞伎映画『国宝』はなぜ東宝の配給なのか 松竹は「回答する立場にはございません」としつつ、「盛況となりますよう期待しております」と異例の回答
NEWSポストセブン
さいたま市大宮区のマンション内で人骨が見つかった
《さいたま市頭蓋骨殺人》「マンションに警官や鑑識が出入りして…」頭蓋骨7年間保管の齋藤純容疑者の自宅で起きた“ある異変”「遺体を捨てたゴミ捨て場はすごく目立つ場所」
NEWSポストセブン
大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン