芸能

沢田研二、伝記映画断り志村さん代役 オファーから30分で快諾

5月中旬、都内に買い物に出かけた沢田研二。志村さんの代役をすぐに快諾したという

 映画『キネマの神様』は情報解禁当初から、志村さん(享年70)の初主演映画として注目を集めていた。が、クランクイン直後に志村さんが新型コロナウイルスに感染し、撮影は休止。降板が決定した直後、志村さんは帰らぬ人となった。そして、志村さんの代役には、沢田研二(71才)が起用されることとなった。

「代役に決まったことは、私には事後報告でしたね」

 沢田の事務所の代表に昨年末に就任したばかりの岸部一徳(73才)は、記者の質問に苦笑いしながら答えた。沢田とはザ・タイガースのバンド仲間だが、志村さんとの間には、あえて立ち入らずにいるように見えた。

 代役に決まった沢田は、「志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」と短いコメントに思いを込めた。

「あんな大スターはほかにいない」と志村さんが沢田を評せば、沢田は「コメディアンとしての志村を尊敬している」と口にする。お笑い界と音楽界のレジェンドには、その才能を認め合って50年近い歴史がある。

「2人は、約50年前に所属していた芸能事務所で先輩と後輩の関係でした。結成はドリフターズの方が古いけれど、志村さんが加入したのはタイガースが解散した後で、年齢もジュリーの方が1つ上の先輩です」(音楽業界関係者)

 2人の出会いは、志村さんがザ・ドリフターズに正式加入する前の1972年のこと。志村さんは当時「マックボンボン」というお笑いコンビを組んでいて、ソロデビュー後の沢田の前座を務めたこともあった。

◆正式オファーからわずか30分で快諾

 沢田と『キネマの神様』の山田洋次監督は、『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』以来、38年ぶりのタッグとなる。

「『男はつらいよ』はいまの奥さんの田中裕子さん(65才)との出会いのきっかけになった作品で山田監督に対する恩義もある。米寿の山田監督と仕事をする機会も限られてくる。男としての役目を果たそうと思ったのでしょう」(芸能関係者)

 実は、2人は思わぬところで再会を果たしていた。

関連記事

トピックス

田久保市長の”卒業勘違い発言”を覆した「記録」についての証言が得られた(右:本人SNSより)
【新証言】学歴詐称疑惑の田久保市長、大学取得単位は「卒業要件の半分以下」だった 百条委関係者も「“勘違い”できるような数字ではない」と複数証言
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
“高市効果”で自民党の政党支持率は前月比10ポイント以上も急上昇した…(時事通信フォト)
世論の現状認識と乖離する大メディアの“高市ぎらい” 参政党躍進時を彷彿とさせる“叩けば叩くほど高市支持が強まる”現象、「批判もカラ回りしている」との指摘
週刊ポスト
国民民主党の玉木雄一郎代表、不倫密会が報じられた元グラビアアイドル(時事通信フォト・Instagramより)
《私生活の面は大丈夫なのか》玉木雄一郎氏、不倫密会の元グラビアアイドルがひっそりと活動再開 地元香川では“彼女がまた動き出した”と話題に
女性セブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
前伊藤市議が語る”最悪の結末”とは──
《伊東市長・学歴詐称問題》「登場人物がズレている」市議選立候補者が明かした伊東市情勢と“最悪シナリオ”「伊東市が迷宮入りする可能性も」
NEWSポストセブン
日本維新の会・西田薫衆院議員に持ち上がった収支報告書「虚偽記載」疑惑(時事通信フォト)
《追及スクープ》日本維新の会・西田薫衆院議員の収支報告書「虚偽記載」疑惑で“隠蔽工作”の新証言 支援者のもとに現金入りの封筒を持って現われ「持っておいてください」
週刊ポスト
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
【長野立てこもり殺人事件判決】「絞首刑になるのは長く辛く苦しいので、そういう死に方は嫌だ」死刑を言い渡された犯人が逮捕前に語っていた極刑への思い
NEWSポストセブン
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
米倉涼子を追い詰めたのはだれか(時事通信フォト)
《米倉涼子マトリガサ入れ報道の深層》ダンサー恋人だけではない「モラハラ疑惑」「覚醒剤で逮捕」「隠し子」…男性のトラブルに巻き込まれるパターンが多いその人生
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン