【第11週 家族のうた】
小学校の恩師・藤堂先生からの依頼で福島の小学校の校歌を作曲した裕一は、完成披露会への招待を受ける。家出同然で飛び出して以来帰っていない福島へ家族で帰省すると、喜多一は前年に店を閉め、弟・浩二(佐久本宝)は役場に勤めていた。さらには父・三郎が胃がんに侵されて余命わずかだという…。家族に見守られ、三郎は安らかに息を引き取る。
【第12週 アナザーストーリー】
オムニバス形式の3本立て。あの世でのクジに当選し、10年ぶりに現世へ戻って来た音の父・安隆は、家族と幽霊としてだが再会を果たす。喫茶『バンブー』の店主夫婦のなれそめを伝える物語では、子供時代の久志がキューピッドだったことがわかる。最後は、若き日の環の恋物語。画家と恋に落ちた環は『蝶々夫人』のヒロインを選び、恋人と別離する。
【第13週 スター発掘オーディション!】
コロンブスレコードで新人歌手のオーディションを行うことになる。合格者のデビュー曲は裕一が担当することが決まり、久志と、ミュージックティーチャー御手洗(古川雄大)も応募。共に最終選考に残るが、合格したのは帝都ラジオ会長の息子・寅田熊次郎(坪根悠仁)。しかし廿日市の提案で久志は研究生として採用され、裕一が寅田のデビュー曲を書き上げたとき、青年が古山家を訪ねてくる。
【これからの『エール』】
田ノ上五郎(岡部大)が住み込みの弟子になった古山家に、豊橋から梅がやって来る。文芸誌の新人賞をとった梅は古山家で2作目の執筆をしたいと言うのだが、年頃の男女が同居することになり、裕一と音は気を使うことも多いが…。
※女性セブン2020年7月30日・8月6日号