◆第1位 志村けんさん、岡江久美子さん、逝去

 スキャンダルと並べるのはいかがなものかと思いましたが、個人的に、今年上半期、もっとも衝撃を受けたのは、このおふたりが、新型コロナウイルスによる肺炎でお亡くなりになったことです。

 視聴者としてはもちろん、放送作家としてもお仕事をさせていただいていた「近しい」おふたり。岡江さんと私はいま同い年ですし、志村さんとも同年代です。そのおふたりの命を奪ったコロナを心から憎んでいますし、このおふたりが身をもってコロナの恐ろしさを教えてくださったことで、私は日々、コロナ対策を徹底し、第2波を前に、再びStay Homeに戻っています。

志村さんの訃報については、爆笑問題の太田光サン(55才)がラジオで言っていた「(日本人)みんな、(志村さんの)遺族なんですから」に心からうなずきました。そして“はなまる主婦”の岡江さんから元気をもらった主婦の皆さんがどれだけいらっしゃるか。「コロナなんて怖くない」と高を括っているかたや、ルールを守らず夜遊びしている若者の皆さんには、いま一度、志村さんと岡江さんが、どのような最期をお迎えになったのか、思い出していただきたいです。

 果たして下半期はどんな衝撃が起こるのやら。見届ける所存です。

◆構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキング』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。

※女性セブン2020年7月30日・8月6日号

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