飯尾とコンビを組んだ太田光(写真/時事通信社)

 成功ポイントその3は、「適当に存在感がない」。この日は、芸能ネタでおじさんがカワイイと感じる人が増え、「かわいいおじさんブーム」が取り上げられた。そのかわいいおじさんのひとりが他ならぬ飯尾和樹。出演中のドラマ『私の家政夫ナギサさん』でヒロインの多部未華子に小さなお菓子をあげて励ます営業課長役に対して、ドラマファンの女の子たちから「いるだけでカワイイ」などと言われているのである。

 スタジオの山之内すず(18歳)も「安心感がいいのかな」などとコメント。これで一気に飯尾が番組で存在感が輝くか?と思ったが、太田が飯尾とは無関係の昭和のころの「なんちゃっておじさん」や「くしゃおじさん」の話を始めて、すずをきょとんとさせ、さらに剛力彩芽の話題になって、ほぼコーナー終了。おじさん存在感も終了。あらら。でも、面白かった。

 番組の視聴率は、前の週より5ポイントも高かったという。代打は小器用にうまくやらないほうがいい。飯尾を見て、それはよくわかった。

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