『ZOO東京』のキャストはスマホを頻繁に消毒
歌舞伎町のホストクラブには「コロナゲート」
銀座の店の対策と意識を取材した我々は、六本木で最大面積を誇る『ZOO東京』へ。ディスコをイメージした巨大フロアと、多数の美人キャストが自慢のキャバクラだ。キャストたちは接客中も手持ちのアルコールスプレーでこまめに手指消毒を徹底し、客ごとに使い捨ての専用マドラーを交換していた。
六本木を後にし、我々はコロナの“感染源”と報じられた新宿・歌舞伎町へ。『LP TOKYO』は、言わば高級ラウンジだ。水商売歴9年目の沙世子ママはこう語る。
「うちのお店は、自分のことよりお客様とお店の将来を心配する女の子ばかり。だから感染対策にはとにかく一生懸命で、お客様・女の子・スタッフ共に検温や消毒の実施を徹底しています」
抗ウイルス・抗菌の効果があるという薬品のコーティングをソファや壁面にまで施したという。店の安全意識は接客のみならず店全体に及ぶ。
小池百合子都知事の“夜の街関連”という言葉の矛先となった、歌舞伎町のホストクラブは現在どうなっているのか。新宿エリア最大の店、『SINCE YOU…本店』が新しいシステムを導入したと聞き訪問した。
入り口で通称「コロナゲート」と呼ばれる、“自動全身消毒システム”という大型の設備が記者を出迎える。そのインパクトに驚きつつ、小田桐蓮総支配人に話を聞いた。