スポーツ

マニア垂涎のレアものも 野球博物館の貴重な展示品の数々

 東京ドームの敷地内にある野球殿堂博物館には、ベースボールの伝来、初の野球チーム誕生、早慶戦開始、甲子園大会開催、プロ野球の誕生を経て現在に至るまでの野球に関連する収蔵品は実物と写真を含め約4万点。ベーブ・ルースから、現役で活躍する選手までのバット、グラブ、スパイク、ユニフォーム、サインボールなどが収蔵庫に収められ、その中から約2000点が展示されている。

 常設展示の入れ替えは頻繁に行なわれ、東京五輪やWBC、日本シリーズ、甲子園大会などのイベントに合わせた展示を随時企画。熊本で開催された川上哲治生誕100年といった館外での特別展への収蔵品の貸し出しも行なっている。その貴重な展示品の一部をご紹介する。

【1900年頃 明治時代の用具】

明治時代の用具

 日本では1890年代に捕手がミットを使うようになり、1900年代には他の選手も使用した(バット以外は複製)。

【1936~1944年 入場券】

1リーグ時代の入場券

 戦前の1リーグ時代の入場券。1943年8月28日の鳴海球場での名古屋戦の入場料は1円60銭だった。

【1934年 日米野球ポスター】

ベーブ・ルースがやってきた

 来日を渋っていたベーブ・ルースが、このポスターを見て快諾したという。

【1936年 大阪タイガース来る】

「阪神」ではなく「大阪」だった

 タイガース結成時のポスター。初代の森茂雄監督は戦後早大監督に転じ、多くの選手を育てた。1977年殿堂入り。

【1937年 春季MVP表彰状・沢村栄治】

「沢村賞」として今もその名は轟く

 巨人のエース沢村栄治は24勝4敗、勝率0.857、防御率0.81の成績でMVP制定後、初の受賞者となった。

【1938年 日本一の本塁打王・中島治康】

日本初の三冠王は彼

 巨人の4番として活躍。この年の秋季リーグで打率.361、10本塁打、38打点で日本初の三冠王を獲得した。

【1950年 日本シリーズペナント】

初の日本シリーズは1950年

 セ・リーグ(8球団)とパ・リーグ(7球団)が誕生。2リーグ制が始まり、初の日本シリーズが行なわれた。

【沢村栄治の遺族に贈られたバット】

川上哲治のバットにサインした

 川上哲治の愛用バットに三原脩、千葉茂、多田文久三、内堀保、平山菊二がサインをして遺族に贈った。

【1950年 パ・リーグMVPトロフィー】

パの初代MVPは誰?

 毎日オリオンズ(現ロッテ)の別当薫は打率.335、43本塁打、105打点の成績でパの初代MVPに輝いた。

関連記事

トピックス

11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン