大河女優が体当たりで
「いまやテレビで放送されなくなった古典映画の傑作がほとんど網羅されています」
そう話すのは、映画評論家の秋本鉄次氏だ。
「邦画なら『羅生門』をはじめとする黒澤明作品や『男はつらいよ』シリーズ、『東京物語』など小津安二郎作品も外せません。『仁義なき戦い』など地上波では放送されにくいヤクザ映画が見られるのも素晴らしい。『燃えよ剣』や『大奥』など時代劇もあり、若い頃に見た作品を改めて鑑賞すると、当時とは違った感じ方ができるものです。
洋画の古典なら『独裁者』を始めとするチャップリンの作品集は鉄板。『ゴッドファーザー』3部作や『タクシードライバー』、『イージーライダー』など、1960~70年代の作品も魅力的です」(秋本氏)
濡れ場映画に詳しいライターの尾谷幸憲氏が挙げるのはこんな作品だ。
「シャロン・ストーンが体当たりで挑んだ『氷の微笑』やヘザー・グラハムが激しい絡みを連発する『キリング・ミー・ソフトリー』は何度見ても興奮します。邦画では世界に衝撃を与えた『愛のコリーダ』、黒木瞳の濡れ場が話題を呼んだ『失楽園』も見逃せない。
なによりネットフリックスの特徴は、2000年代以降の新しい濡れ場映画が充実していること。吉高由里子がバストトップを露わにした『蛇にピアス』、沢尻エリカが脱いだ『ヘルタースケルター』、NHK大河『麒麟がくる』でおなじみの門脇麦が乱れまくる『愛の渦』、同じくNHKの朝ドラ『エール』に出演中の二階堂ふみが体当たり演技を見せた『リバーズ・エッジ』など、いま一線で活躍している人気女優の美身がすぐに拝めます」
レンタル店で借りるのが恥ずかしい、という人こそ、ネットフリックスを大いに活用したい。