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2020.09.22 07:00  NEWSポストセブン

テスラ3の実力は本物か 東京─長崎往復で分かったメリデメ

身の丈に合わない株価に込められた「期待」

 今、自動車業界では“保有から使用へ”がキーワードとなり、パーソナルモビリティから公共交通機関へとスキームチェンジを図るかのような提案が相次いでいる。ビジョンとして示される未来カーを見ても「こんなものに乗せられて何が嬉しいのか」と思うようなもののオンパレードだ。

 クルマ作りを通じてテスラが訴えかけているのはそれとは真逆。オーナー、あるいは使用者がいつ、どこへでも自分の意思で出かけられるという移動の自由が最も大事で、気候変動が深刻化する時代においてそれをどうしたらサスティナブルなものにできるかを考え、その回答がEVという思考のプロセスを踏んでいる。モデル3がこれほどまでに解放感、自在感にあふれた自我を感じさせるクルマになったのは、そのスピリットが一本通っているからであろう。

米テスラモーターズのイーロン・マスクCEO(AFP=時事通信フォト)

米テスラモーターズのイーロン・マスクCEO(AFP=時事通信フォト)

 現状、テスラの事業規模に対してまったく身の丈に合っていない株価。あえて理由があるとすれば、どんどん個人の自由が狭められないこの世相にあって、イーロン・マスク氏がその解決策を提示し続けてくれるのではないかという期待感かもしれないなどと、総走行距離2876kmのテスラ旅を振り返りながら、とりとめもなく思った次第だった。

西海を望む海辺にて(テスラ3)

西海を望む海辺にて(テスラ「モデル3」)

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