芸能

木村佳乃×吉田羊×仲里依紗「母の恋は、あるかもしれない」

母たちの“婚外の恋”描いた『恋する母たち』に出演する仲里依紗(左)、木村佳乃(中央)、吉田羊

母たちの“婚外の恋”描いた『恋する母たち』に出演する仲里依紗(左)、木村佳乃(中央)、吉田羊

 夫がいて、子供がいて、それなのに突然の「恋」に落ちてしまう──妻のよろめきを描いた名ドラマ『金曜日の妻たちへ』(1983年、TBS系)から17年、金曜の夜に「母のよろめき」が帰ってくる。10月23日(金)夜10時からスタートする金曜ドラマ『恋する母たち』(TBS系)で母たちを演じる木村佳乃、吉田羊、仲里依紗の3人に話を聞いた。

『恋する母たち』は、『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』などで一世を風靡した柴門ふみが10年かけて構想し、描いた同名作品が原作。2017年に『女性セブン』で連載スタートした原作は、名門高校に息子を通わせる3人の母たちが出会い、それぞれに訪れる恋とともに人生が交差する様が大反響を呼んだ。異なる境遇にありながらも、夫への不満や子供への不安を抱えた母たちを演じる3人は、母の恋、すなわち“婚外の恋”にどう向き合ったのか。

主演・木村佳乃は“サレ妻”のシングルマザーに

 原作のファンだったという木村は自分が演じるのが「杏」だと聞いて驚いたという。

「夫に不倫相手と駆け落ちされて、シングルマザーとして息子を育てるのが杏さん。そんな役は初めてでびっくりしました。セレブ妻(まり・仲里依紗)もキャリアウーマン(優子・吉田羊)もやったことがあったので、どちらかかなぁと思っていたんですが……まさかこんなアバンギャルドな役を演じるとは思っていなかったですね」(木村)

 大手企業に務める優子は、売れない小説家の専業主夫に家事と育児を任せ仕事一筋。それがゆえに家庭に居場所はない。そんな優子に自分を重ね合わせたのは演じる吉田。ドラマ制作発表会見(10月17日)では「実生活で子供も結婚もない私には共感できる」と明かしていたが、心に刺さったのはそれだけではないようだ。

「女性が抱く夢と、生きていかねばならない現実が絶妙で、そのなかで女性の本能的な部分が浮かび上がってくる。自分が潜在的に思っていたような気持ちがセリフになっていて、奥底にあった感情が呼び覚まされるような気持ちです」(吉田)

 実生活では一児の母の仲は、ドラマの中で高校生の息子と2人の娘の3兄妹の母を演じる。

「夫はエリート弁護士で高級マンションに住んでいて、プロデューサーさんからは“ドリームファミリーなんだよ!”と言われました(笑)。でも、夫(繁樹・玉置玲央)は部下と不倫していて……」(仲)

 複雑な心境を秘めながら明るく子育てに奮闘するまりについて、木村からはすかざす「里依紗ちゃんは年齢不詳! すっごく若いのにちゃんと地に足が着いている」と太鼓判が押された。

関連記事

トピックス

万博で身につけた”天然うるし珠イヤリング“(2025年8月23日、撮影/JMPA)
《“佳子さま売れ”のなぜ?》2990円ニット、5500円イヤリング…プチプラで華やかに見せるファッションリーダーぶり
NEWSポストセブン
次の首相の後任はどうなるのか(時事通信フォト)
《自民党総裁有力候補に党内から不安》高市早苗氏は「右過ぎて参政党と連立なんてことも言い出しかねない」、小泉進次郎氏は「中身の薄さはいかんともしがたい」の評
NEWSポストセブン
阪神の中野拓夢(時事通信フォト)
《阪神優勝の立役者》選手会長・中野拓夢を献身的に支える“3歳年上のインスタグラマー妻”が貫く「徹底した配慮」
NEWSポストセブン
9年の濃厚な女優人生を駆け抜けた夏目雅子さん(撮影/田川清美)
《没後40年・夏目雅子さんを偲ぶ》永遠の「原石」として記憶に刻まれた女優 『瀬戸内少年野球団』での天真爛漫さは「技巧では決して表現できない境地」
週刊ポスト
朝比ライオさん
《マルチ2世家族の壮絶な実態》「母は姉の制服を切り刻み…」「包丁を手に『アンタを殺して私も死ぬ』と」京大合格も就職も母の“アップへの成果報告”に利用された
NEWSポストセブン
チームには多くの不安材料が
《大谷翔平のポストシーズンに不安材料》ドジャースで深刻な「セットアッパー&クローザー不足」、大谷をクローザーで起用するプランもあるか
週刊ポスト
ブリトニー・スピアーズ(時事通信フォト)
《ブリトニー・スピアーズの現在》“スケ感がスゴい”レオタード姿を公開…腰をくねらせ胸元をさすって踊る様子に「誰か助けてあげられないか?」とファンが心配 
NEWSポストセブン
政権の命運を握る存在に(時事通信フォト)
《岸田文雄・前首相の奸計》「加藤の乱」から学んだ倒閣運動 石破降ろしの汚れ役は旧安倍派や麻生派にやらせ、自らはキャスティングボートを握った
週刊ポスト
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《不倫報道で沈黙続ける北島康介》元ボーカル妻が過ごす「いつも通りの日常」SNSで垣間見えた“現在の夫婦関係”
NEWSポストセブン
秋篠宮家の長男・悠仁さまの成年式が行われた(2025年9月6日、写真/宮内庁提供)
《凜々しきお姿》成年式に臨まれた悠仁さま 筑波大では「やどかり祭」でご友人とベビーカステラを販売、自転車で構内を移動する充実したキャンパスライフ
NEWSポストセブン
自身のYouTubeで新居のルームツアー動画を公開した板野友美(YouTubeより)
《超高級バッグ90個ズラリ!》板野友美「家賃110万円マンション」「エルメス、シャネル」超絶な財力の源泉となった“経営するブランドのパワー” 専門家は「20~30代の支持」と指摘
NEWSポストセブン
志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン