八千草は後に、雑誌の対談でこう語っている。
「いざ演じ始めたら、自分でも不思議なくらい則子の気持ちが理解できるようになっていきました。浮気であろうが、相手を好きになるということに変わりはないんですものね」(『週刊現代』2013年9月21・28日号)
八千草本人のこの言葉も、ファンにとっては衝撃だっただろう。
清純派女優としての活躍に、『クイズダービー』(TBS系)で“三択の女王”と称された知的なイメージが加わって、「お嫁さんにしたい女優No.1」と言われていた竹下景子(67)。『そっとさよなら』(日テレ系、1979年)では、周囲の反対を押し切って妻子ある男性との愛に突き進む小学校教諭・柚木律子を演じ、話題を呼んだ。
「あの竹下さんが自ら妻子ある男に抱かれにいくシーンは衝撃的。“やめろ~!”と心の中で叫びましたよ」(60代男性)
※週刊ポスト2020年11月20日号