芸能

東山紀之が体現する“理想のジャニーズ”、後輩たちへ見せる矜持

東山が見せる””理想のジャニーズとは?(時事通信フォト)

東山が見せる”理想のジャニーズ”とは?(時事通信フォト)

 ここまであらゆるテレビ番組に同時期に出たことはなかったのではないだろうか。東山紀之(54才)がこの年末年始、トークからバラエティまで多くの番組に出演している。そこで見せているのは、“理想のジャニーズ”ともいうべき姿だった。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
「年末から年始にかけて、最もバラエティで見かけるジャニーズ所属タレント」と言えば、東山紀之さんで間違いないでしょう。しかもその出演内容は多岐に渡り、これまで見せなかった姿を次々に披露していることに驚かされます。

 2日の『10万円でできるかな&家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)では、「テレビ初公開」となるスーパーでの買い物姿を見せたほか、ジャニーズきっての料理上手として「10年ぶり」となる料理姿も見せました。

 3日の『ウッチャン式』(TBS系)では、初共演となるフワちゃんと2人きりのデート。フワちゃんから呼び捨てにされ、自撮り棒でツンツンされながらも紳士的にエスコートしました。

 4日の『アイ・アム・冒険少年 新春4時間SP』(TBS系)では、「無人島からの脱出」に挑戦。泥水をすすり、モリで魚を突き、イカダで脱出を図りました。

 その後も5日の『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)、6日の『1周回って知らない話+今夜くらべてみました 合体!初告白連発4時間SP』(日本テレビ系)、7日の『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)、8日の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演。さらに10日の『爆買い☆スター恩返し』(フジテレビ系)、12日の『火曜サプライズ』(日本テレビ系)などへの出演も予定されています。

 もちろん、「8日公開の主演映画『おとなの事情スマホをのぞいたら』のPR」という目的があるのは間違いありません。しかし、これまでの東山さんならPRという目的だけで、「スーパーで買い物」「フワちゃんとデート」「無人島からの脱出」をするとは思えず、やはりそれなりの思いが感じられるのです。

マッチの活動自粛で事実上のトップに

 その思いとは、ジャニーズ事務所と後輩たちに対するもの。昨年を振り返ると、ジャニーズ事務所は波乱続きでした。中居正広さん、手越祐也さん、山下智久さんが退所。しかも後者2人は不祥事による活動自粛がありましたし、それ以外でも長瀬智也さんの今年3月退所が発表されました。

 さらに厳しかったのは、11月の「ジャニーズ事務所のトップ」と言われる近藤真彦さんの不倫報道。当初メディアが忖度で報じなかったこともあって、近藤さんだけでなくジャニーズ事務所も批判にさらされてしまいました。

 また、近藤さんが無期限活動自粛に入ったことで、現在の事実上のトップは東山さんにスライド。昨年末で嵐が活動休止し、少年隊の盟友である錦織一清さんと植草克秀さんが退所したほか、King & Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、美少年、HiHi Jetsら次世代を担う若手が台頭しつつある今だからこそ、トップとしてあるべき姿を示しているように見えるのです。

 実際、このところの東山さんは後輩たちを思いやり、胸を貸すようなシーンを次々に見せてきました。『アイ・アム・冒険少年』では、「気になっている後輩」に、なにわ男子の名を挙げ、「大阪まで見に行った」「上手でどうやって育っていくか楽しみ」などと励みになるようなコメントを連発。さらにA.B.C-Z・河合郁人さんのリクエストに応えて少年隊の名曲「仮面舞踏会」でダンス共演するシーンもありました。

関連記事

トピックス

上原多香子の近影が友人らのSNSで投稿されていた(写真は本人のSNSより)
《茶髪で缶ビールを片手に》42歳となった上原多香子、沖縄移住から3年“活動休止状態”の現在「事務所のHPから個人のプロフィールは消えて…」
NEWSポストセブン
ラオス語を学習される愛子さま(2025年11月10日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまご愛用の「レトロ可愛い」文房具が爆売れ》お誕生日で“やわらかピンク”ペンをお持ちに…「売り切れで買えない!」にメーカーが回答「出荷数は通常月の約10倍」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《10代少女らが被害に遭った“悪魔の館”写真公開》トランプ政権を悩ませる「エプスタイン事件」という亡霊と“黒い手帳”
NEWSポストセブン
「性的欲求を抑えられなかった」などと供述している団体職員・林信彦容疑者(53)
《保育園で女児に性的暴行疑い》〈(園児から)電話番号付きのチョコレートをもらった〉林信彦容疑者(53)が過去にしていた”ある発言”
NEWSポストセブン
『見えない死神』を上梓した東えりかさん(撮影:野崎慧嗣)
〈あなたの夫は、余命数週間〉原発不明がんで夫を亡くした書評家・東えりかさんが直面した「原因がわからない病」との闘い
NEWSポストセブン
テレ朝本社(共同通信社)
《テレビ朝日本社から転落》規制線とブルーシートで覆われた現場…テレ朝社員は「屋上には天気予報コーナーのスタッフらがいた時間帯だった」
NEWSポストセブン
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン
日本初の女性総理である高市早苗首相(AFP=時事)
《初出馬では“ミニスカ禁止”》高市早苗首相、「女を武器にしている」「体を売っても選挙に出たいか」批判を受けてもこだわった“自分流の華やかファッション”
NEWSポストセブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン