ビジネス

国産スポーツカーの新モデル「フェアレディZ」と「86/BRZ」の希少性

2020年9月に公開された「フェアレディZプロトタイプ」

2020年9月に公開された「フェアレディZプロトタイプ」

 国産でスポーツカーといわれる車種は今や数えるほどしかないが、2021年はそんな代表的なスポーツカーの新型モデルが相次いで登場するかもしれない。環境性能や安全性が優先される現在の自動車業界において、スポーツカーのモデルチェンジはどんな意味を持つのか。モータージャーナリストの鈴木ケンイチ氏がレポートする。

 * * *
 2021年に登場が予想される新型車で、まず確実に大きな話題となるのがトヨタ「86」とスバル「BRZ」の兄弟モデル、そして日産の「フェアレディZ」の2つです。

 この2モデルは、どちらも2020年中にデビューが予告されました。日産「フェアレディZ」は9月にプロトタイプが発表され、11月にはスバルの次世代「BRZ」が北米にて発表されました。「BRZ」と「86」は兄弟車ですから、トヨタからのアナウンスはありませんが、ほぼ同時に日本で発売されることでしょう。

 では、この2モデルは、どんなクルマなのでしょうか。すでに発表された情報から2モデルの内容を紹介したいと思います。

歴史を彷彿させる新型Zのデザイン

 まず、日産は2020年5月に2023年度までの中期経営計画を発表しています。そこでは、以後18か月(2021年末まで)で12の新型車を投入すると発表しています。その中のひとつが「フェアレディZ」であることは、ほぼ間違いないでしょう。その発表の4か月後である9月に「フェアレディZプロトタイプ」が公開されました。

 そこで発表されたのは、最小限度の主要諸元と内外装デザインでした。

 デザインは、約50年にもおよぶ「フェアレディZ」の歴史を彷彿とさせるもので、ロングノーズ&ショートデッキという古典的なプロポーションの中に、歴代モデルのデザインアイコンが散りばめられるというもの。もちろん全体としての雰囲気はとてもモダン。日本だけでなく、世界中の「フェアレディZ」のファンに間違いなく受け入れられるような格好良さがあります。

 プラットフォームは、新規になるのか旧型の改良になるのかは分かりませんが、先代モデルと大きさは、それほど変わりません。そこにV6ツインターボ・エンジンと6速マニュアルトランスミッションを組み合わせたパワートレインが搭載されます。

 日産は「革新の伝統を受け継ぐZは、ドライバーが主役の、ピュアスポーツカーとして、世に送り出します。Zは、私たち日産のDNA、情熱そのものです」と説明します。どうも、今どきの電動化技術が採用される気配はありません。純粋なエンジン車として登場するのではないでしょうか。

現行の日産・フェアレディZ

現行の日産・フェアレディZ

関連記事

トピックス

相撲観戦のため、国技館へ訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま
《愛子さま、6年ぶり4回目の相撲観戦》天皇皇后両陛下、上皇上皇后両陛下、昭和天皇…天覧相撲のご様子をプレイバック
女性セブン
お騒がせインフルエンサーのリリー・フィリップス(Instagramより)
《目がギンギンだけどグッタリ》英・金髪インフルエンサー(24)が「これが“事後”よ」と“ビフォーアフター”動画を公開 地元メディアは「頼んでもない内部暴露」と批判
NEWSポストセブン
韓国の大手乳業会社「南陽乳業」創業者の孫娘であるファン・ハナ(Instagramより。現在は削除済み)
「知人にクスリを注射」「事件を起こしたら母親が裏で処理してくれる」カンボジアに逃亡した韓国“財閥一族の孫娘”が逮捕…ささやかれる“犯罪組織との関係”【高級マンションに潜伏】
NEWSポストセブン
Z世代に蔓延する「頑張らない」という価値観はどこから生まれるのか? 「生まれもった才能や環境」をガチャとして捉え「努力に対する信頼感」が揺らいでいる
Z世代に蔓延する「頑張らない」という価値観はどこから生まれるのか? 「生まれもった才能や環境」をガチャとして捉え「努力に対する信頼感」が揺らいでいる
マネーポストWEB
岩屋氏は時事問題について赤裸々に語ってくれた
「中韓は永遠の隣人」「嫌中・嫌韓で日本外交は成り立つのか」“売国奴”炎上する岩屋毅前外相が語るSNS、アンチにも「対話するなら何度でも“レス返し”」
NEWSポストセブン
社員らによる不正な金銭受領について記者会見するプルデンシャル生命の間原寛社長(時事通信フォト)
《顧客から31億円不正》「一攫千金狙って社員が集まっている。トップ層は年収3億円超も…」超実力主義のプルデンシャル生命元社員が明かす不正の萌芽
NEWSポストセブン
公用車が起こした死亡事故の後部座席に高市早苗氏の側近官僚が乗っていた可能性(時事通信/共同通信)
《高市早苗氏ショック》「大物官僚2名」がグシャグシャの公用車の中に…運転手が信号無視で死亡事故起こす、内閣府は「担当者が出払っている」
NEWSポストセブン
デビット・ベッカムと妻のヴィクトリア(時事通信フォト)
〈泥沼ベッカム家の絶縁騒動〉「私は嫌というほど知っている」デビット・ベッカムの“疑惑の不倫相手”が参戦、妻ヴィクトリアは“騒動スルー”でスパイス・ガールズを祝福
NEWSポストセブン
山上徹也被告が鈴木エイト氏に明かした肉声とは
【独自】「文書が先に出ていたら…」山上徹也被告が“判決直前”、鈴木エイト氏に語っていた「統一教会文書」と「高市側近」への思い
NEWSポストセブン
元旦にIZAMとの離婚を発表した吉岡美穂(時事通信フォト)
《やっぱり女性としてみてもらいたい…》吉岡美穂とIZAM、SNSから消えていた指輪と夫の写真「髪をバッサリ切ってボブヘアに」見受けられていた離婚の兆候
NEWSポストセブン
殺人の疑いで逮捕された大内拓実容疑者(28)。ネイリストの小松本遥さんをストーカーしていた可能性も浮上している(本人SNSより)
「“推しの子”を見つけて通うタイプ」「キャバクラの女の子に頻繁に連絡」飲食店で出会い交際、破局の果てにストーカー化…大内拓実容疑者(28)の“夜の顔”《水戸市・ネイリスト女性刺殺事件》
NEWSポストセブン
稀代のコメディアン・志村けん
《志村けんさんの3億円豪邸跡地》閑静な住宅街に「カン、カン」と音が…急ピッチで工事進める建設会社は“約9000万円で売り出し中”
NEWSポストセブン