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池脇千鶴、『その女、ジルバ』の熟女ホステス役は“事件”だ

池脇千鶴は役者としてどんどん成長中

池脇千鶴は役者としてどんどん成長中

頑張っている女性に刺さる大・大先輩たちの金言

『その女、ジルバ』にはただアラフォーのホステスとして出演しているだけではなく、明らかに役柄のために太り、特殊メイクを施して薄幸さを演出している。おそらく今回は新が自分に自信をつけながら痩せて、美しくなっていく……というところまで、私たちは追うことになりそう。そんな特殊な役となれば、彼女の実力と人気から考慮すると、注目が集まったのは“必然”だったと強く伝えたい。

 さらにドラマを盛り上げるのは超熟女バー「OLD JACK&ROSE」の現役ホステスたちだ。ガチの高齢者たちが客をもてなしているのだが、彼女たちが新に伝えるセリフは頑張っている女性に響く金言だと言ってもいい。

「女は四十から」「捨てていいのは操と過去だけ」「40代なんてまだまだお嬢ちゃん」など、超熟女が言うからこそ説得力のあるセリフがポンポンと飛び交う。ただ聞いているだけのこちら側も、ドキッとしてしまう。さらに高齢になっても、酒を飲んで人生を謳歌しているホステスたちの様子は、見ているだけで微笑ましく楽しい。素直に「あんなバーで飲んでみたい」と願望がわくシーンがドラマには数多く登場してくるのだ。

 普段の生活で、私たちが飲みに行く時はどうしても年代の近い同士で集まることが多い。新のように、自分よりも30歳近く年上に囲まれるチャンスは、なかなか巡って来るものではない。出かけたところで気を遣いそうな予感も……? と考えていたら、いつも自分の両親よりも年上に高齢者に囲まれて、下町で飲んでいた同級生が言っていた一言を思い出した。「(自分から)話すんじゃなくて、彼らの会話を聞いて新しい視野を勉強させてもらっている」。ああ、新も同じことなのかしれない。彼女に今まで足りなかったのは刺激だったのか……。

 主人公の立ち上がっていく様子に、大先輩からの深〜い背中を押す言葉の数々が並ぶ『その女、ジルバ』はまだ始まったばかりだ。コロナ禍で週末遊びに行くことができないストレスを「BAR OLD JACK&ROSE」で解消してみては?

【プロフィール】こばやし・ひさの/静岡県浜松市出身のエッセイスト、ライター、編集者、クリエイティブディレクター。これまでに企画、編集、執筆を手がけた単行本は100冊以上。女性の意識改革をライトに提案したエッセイ『結婚してもしなくてもうるわしきかな人生』(KKベストセラーズ刊)が好評発売中。

さすがのオーラだ

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スタッフからの信頼もあつい

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演技に没頭するタイプだという

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笑顔が印象的

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