天皇・皇后の公務とのバッティングよりも、自らの都合を優先した過去の経緯が、宮内庁を不安に陥れているのだ。
西村宮内庁長官は、先月24日の定例記者会見で小室氏の代理人と面会したことを明かした上で、「(トラブルに対する説明が必要との)認識を共有した」と述べた。
「小室さんが会見を開くつもりなのか、ビデオメッセージや文書を発表するつもりなのかは現時点ではわかりません。いずれにしても宮内庁長官は、勝手な行動を取らないよう“発表前には必ず連絡せよ”と釘を刺したのでしょう。宮内庁としては天皇皇后両陛下、上皇上皇后両陛下にこれ以上ご心配をかけることがあってはならない。小室さんサイドの動きに神経質になっています。
2月に拙速な行動をされるくらいなら、このまま釈明は“無期延期”でもいいと考えているかもしれない」(同前)
「喜んでくれている状況」が来る気配はいまだ見えず。
※週刊ポスト2021年2月5日号