【6】こういう騒動があると「女はやっぱり面倒くさい」と思ってしまう
ひじょうにわかりやすい差別意識の表われです。反射的にそう思ってしまう背後に、どれだけ膨大な無意識の差別意識や特権意識や図々しさがあるかを考えてみましょう。
【7】口にはできないが「男の幸せ」と「女の幸せ」は違うと考えている
たしかに幸せの形はひとそれぞれですが、迷いなく「男の」「女の」という枠でとらえて納得しているところが、あまりにも安直。男女の枠に頼る癖を見直しましょう。
【8】Twitterでバズっている投稿に、よく共感のリプライを付けている
Twitterでもっとも醜悪なのは、発言力のある人の投稿にぶら下がっている「そのとおりですね」的なリプライです。しかも匿名で。たとえその意見には大反対でも、矢面に立って発言している人のほうが、大樹の陰に群がっている人より100倍マシです。
【9】日本の「ジェンダー・ギャップ指数」が低いのは自分以外のせいだ
多くの人はそう思っているかもしれませんが、誰もが当事者であることは間違いありません。「自分は関係ない」と思った時点で、十分に差別に加担していると言えます。
【10】自分の中には差別意識はカケラもないし、絶対に差別なんかしない
当たり前すぎるぐらい当たり前ですが、そんな人はいません。そう思える時点で、自分を省みる能力の欠如や、都合の悪いことから目をそらす能力の高さを表わしています。
森氏は表舞台から身を引きましたが、私たちにとって「我が内なる森喜朗」との付き合いは、これからも続きます。大切なことを考えるきっかけを与えてくれた森氏に、ちょっとだけ感謝してもいいかもしれませんね。